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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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椎間板を大切に
腰が痛くなって病院へ行き、MRIやX線写真を撮ってもらって、お医者さんから説明を受けます。

すると、状態によっては

「腰の間にある椎間板が薄くなって(つぶれて)いますね」

とか、

「腰の骨と骨との間が狭くなっていますね。老化現象ですね」

あるいは、

「腰の間にある椎間板が飛び出ていますね」

なんていうことを聞かされたりするものです。
そこではじめて腰の骨と骨の間には、「椎間板」というクッションがあるということを、知らされたり、実感したりするわけです。

もちろんテレビなどでも取り上げたりしていますから、そういった媒体を通じて、見聞きしたりするようにもなりましたけど。

椎間板のトラブルは、薄くなったり、飛び出したりと、「腰痛といえばコレ!」的なところで取り上げられるわけですが、仕事やスポーツなどで腰に無理をかけたり、老化現象だったりがその原因とされていて、

「できるだけ負担をかけないようにしてください」

とお医者さんからもアドバイスをいただいたりしますが、どうしたら負担にならないのかなど、ピンと来ないところもありますよね。

「痛くならなければ負担になっていない」

と考えるのは、ちょっと短絡的ですから、今回はそのあたりも含めて、椎間板について話を進めていこうかと思います。

椎間板とは、背骨を構成する骨(椎骨:ついこつ)と骨との間にあって、脊椎に伝わる衝撃を和らげる、クッションの役目をしているパーツで、その成分は、80%~85%が水分となっています。

椎間板は、上から見ると円盤状の組織で、中央には、ゲル状の水分を含んだ髄核(ずいかく)と、その周辺に同心円状の硬い繊維輪(せんいりん)という軟骨層が、幾重にも髄核を包むようにして、構成されています。
バームクーヘン(線維輪)の真ん中の穴のところに、ゼリー(髄核)を入れてある状態のイメージですね。

ちなみに、椎間板の外側は、腹側の前縦靭帯(ぜんじゅうじんたい)と背中側の後縦靭帯(こうじゅうじんたい)によって補強されています。

この椎間板はゼリーを入れた袋のようなものですから、若干の柔軟性がありますので、身体の動きに合わせて、バランスを取る為に 形を変える事が出来ます。

体を前屈すると前の方が薄く、後ろの方が厚くなり、それと共に 髄核は後の方(背中側)へ移動します。
一方、体を反らすと、後ろの方が薄く、前が厚くなり、髄核は前の方(お腹側)へ移動します。



背骨には、生理的弯曲と呼ばれる、自然なS字カーブがありますが、腰では、5つある骨がお腹側に凸となるようなラインをつくっています。
このラインにあわせるかのように、椎間板そのものも、自然な状態ではお腹側が厚く背側が薄い形をしています。

若いうちは水分を多く含んでいますが、20歳を過ぎると、水分(栄養)が失われていく、といわれています。
老化現象と言われたりするのは、お肌などと同じように、次第に水分が失われていくからで、一部、遺伝の影響も大きいと言われています。

水分が失われて、薄くなっていくと、S字カーブにあわせたお腹側が厚く背側が薄い形も、平坦な形状となり、これをX線写真で診ると、
「老化現象ですね」
となるのです。

椎間板が薄くなると、お腹側が厚く背側が薄い形ではなくなりますから、お腹側に凸となるようなラインも失われ、腰も丸くなってしまいます。



水分量が一定でなくなると、日常的な動作などでも、クッションである椎間板にかかる力が不均等となり、小さな外傷でも、外側の線維輪の断裂が生じやすくなります。
また、不自然な姿勢を繰り返したり、筋力だけでなく柔軟性がなくなってきた筋肉の影響などによっても、腰にかかる圧力を均一に保てなってしまい、余計に椎間板に大きな圧力をかけて、負担が増してしまいます。

こういった現象が、局所的に長期にわたって継続的に繰り返されると、やがて外側の繊維輪に小さな傷が生じます。

傷は時間とともに大きくなり、そのひび割れた傷に、内部の髄核は進入し、最終的に繊維輪を突き破って飛び出したりもします。
そうです、バームクーヘンの間から、ゼリーがプニュ~っと出てきてしまうんです。
この状態を「椎間板ヘルニア」というわけです。

腰部椎間板ヘルニアは、4番.5番.仙椎という骨の間の椎間板に起こりやすく、また、20代~40代の働き盛りの男性がなりやすい(女性の約2倍)と言われていますから、この世代の男性は、特に注意したいところですね。


背骨の間から出入りする脊髄神経は、椎間板の背中側を通ります。
椎間板ヘルニアになると、神経を圧迫し云々・・・と言われますが、これは、椎間板が、上記のようにして、押し出されて後ろに膨らんだり、飛び出したりするためです。

極々まれに、お腹側にも飛び出すことはありますが、ほとんどのヘルニアが、お腹側ではなく背中側に向かって突出するのは、構造的には、椎間板がお腹側が厚く背側が薄い構造をしていて、さらに、補強しているお腹側の前縦靭帯と背中側の後縦靭帯とでは、後縦靱帯の方が強度が弱いということが挙げられます。

また、椎間板の圧力にかかわる動きを見ていくと、身体を前屈すると前の方が薄く、後の方が厚くなり、それと共に 髄核は後ろの方(背中側)へ移動します。
日常動作では、圧倒的に、身体を反らすことよりも、腰を丸めることのほうが多くありませんか?
動き方は小さくとも、繰り返される猫背姿勢や前屈動作によって、椎間板内の髄核は、後ろへ後ろへと追いやられ、最後には飛び出していってしまうのです。

それは、重いものを持ったとか、踏ん張ったとか、椎間板の亀裂を大きくするような、力を要する使い方だけではなく、軽くお辞儀をする程度でも、髄核は後ろの方(背中側)へ移動しますから、こんなことで?と思うような動きなどでも発症してしまう事があるのです。

椎間板には、本来は神経や血管はありませんが、変性した椎間板には痛覚神経や血管が見られるといいます。
神経を圧迫して・・・ということだけではなくて、変性自体が痛みなどの不調の原因にもなりますから、加齢に伴う椎間板の変性(トラブル)は、ある程度致し方ないとしても、日常的な動作や姿勢などでの負担は、極力回避したいところですね。


それでは、日常的な動作での、椎間板への負担のかかり方を挙げていきましょう。

立った場合を1とすると、
仰向けに寝る・・・0,25倍
横向きに寝る・・・0,75倍
10度かがむ・・・1,5倍
かがみながら荷物を持つ・・・2,2倍
すわる・・・1,4倍
すわってかがむ・・・1,85倍
かがんだ姿勢で座り、物をもつ・・・2,75倍

意外かもしれませんが、座っている方が、立っているよりも椎間板内圧は高くなります。

横向きで寝るよりも、仰向けで寝た方が、椎間板への圧力は減少しますので、痛みや睡眠障害など不調がない時には、極力仰向けで寝ておきたいものですね。

また、椎間板重量比をみていくと、体重を1とした場合、身体を20度傾斜させると2,5倍に、20kgのものを手に持つと3倍となります。


これらを参考に、偏った負担をかけないように気をつけながら、また仕事などで、負担がかかるような動作や姿勢をどうしても強いられてしまうという場合には、それを補うような体操などを取り入れながら、出来るだけ、椎間板を大切に使っていきたいものですね。




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ゆがみと健康づくり | 12:21:33 | Trackback(0) | Comments(0)
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