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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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人体は電気システム
人間の身体って、非常にうま~くコントロールされています。
自分の身体の外で起こっている様々な状況に合わせて、身体中に張り巡らされた神経系や様々なホルモンの働きによって、その状況に適応するように、身体内をコントロールしています。
一方で体内の臓器も、これまた神経系やホルモンなどの作用によって、意思とは関係ないところで、私たちが生きていくうえで必要な働きを休むことなく行っているわけです。

このように考えていくと、身体のコントロールは、脳をはじめとする神経系と、内分泌系(ホルモン)がその中枢を担っているということになるわけですが、今回は、少し違った角度から、人体がコントロールされている仕組みをみていきたいと思います。


いきなりですが、人体は「電気」でコントロールされています。

電気?

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人体は、発電所でもあって、電気をよく通す伝導体でもあって、そのうえで、電気によってコントロールされているのです。

心臓も肺も電気を出していますし、胃も腸も目も、脳も電気を出しているます。
わかりやすいのが「心電図」。
これは、心臓が発電所であるというシステムを利用して、モニターしているものですね。

また、人体は電気をよく通す伝導体にもなっているわけですが、電線の断面露出部に手を触れれば、たちまち感電しますよね。
突発的な事故ではない限り、試してみる方もいらっしゃらないとは思いますが、濡れた手で電線の断面露出部に手を触れれば、ビリビリッとくるわけです。


何はともあれ、人体は電気を発生させ、それによってコントロールされているわけですが、その電気の発生現場は、細胞です。

そもそも人体の細胞膜の内と外では、いつも100ミリボルトの電位差がおこっているのです。
この状態を「分極」といって、細胞の内側のほうが低いマイナス電位になっているのですが、何らかの刺激をうけるとプラス電位に反転しまう。
これを「脱分極」といいます。

神経系のネットワークもこの「脱分極」によって行われいて、脳からの運動の指令も、身体で起こった痛みの情報も「脱分極」の繰り返しによって伝わっていきます。


もともと細胞の内外は電解液で満たされていて、ナトリウムイオンとカリウムイオンによって濃度平衡を保っています。

ここに、何らかの刺激が加わると、ナトリウムイオンが突発的に内側に向かって流れていき、ナトリウムとカリウムのイオン相互に濃度の変化がおこります。
これが、「細胞が興奮した」という現象にあたります。
このとき、ナトリウムイオンはプラスの電荷をもっているので、それが細胞内に流れこみ、内側の電位はプラス20ミリボルトほど上昇するといわれています。
この脱分極は0.3秒ほど続き、その持続を保つために電解液に溶けこんでいたカルシウムイオンが一斉に内部に移動して、内側のプラス状態を維持するように動き、その後カリウムイオンがあらためて外側に移動して、細胞膜はふたたび分極状態に戻るという一連の流れによって、細胞の興奮は落ち着いていくのです。

こうしてみていくと、われわれの人体の電気を作ったり運んだりしているのは ナトリウムやカリウムやカルシウムのイオンなのだということがわかります。
われわれはイオンという電気に満たされた電気システムなのです。

私たちが、パソコンを入力するために指を動かしているときも、スポーツで汗を流しているときも、ゆったりとくつろいで一見何も活動していない時でさえ、身体内では、生きている限り、こうした分極・脱分極・再分極・分極を絶えず繰り返しているのです。

また、痛みを感じるということは、脱分極が連鎖的に起きているということになります。

痛みの強さは、脱分極の電圧は一定で、ナトリウムイオンの出入りの頻度によって決まると言われていて、強い痛みであればあるほど、ナトリウムイオンは盛んに出入りを繰り返しているということになります。
一方、麻痺はこのナトリウムイオンの出入りが無い状態となります。
痛みと麻痺は、生理学では正反対の現象のことになるのです。

お医者さんが行う神経ブロックという注射は、このナトリウムイオンの出入りを行えなくすることで、その効果を発揮するようなのですが、そう考えると、「座骨神経痛がひどいので、神経ブロックをしましょう」という場合、麻痺していない場合のみ適応となりますね。(当たり前ですが)
すると、「痺れは、麻痺の軽いもの」という認識も誤りだということになりますよね。(これまた、別物だと理解されている方には当たり前の話ですけど)
意外と多いんです、「痺れがひどいと麻痺してしまうから、神経ブロックをして、早く治さないと」という認識を持っている方が。

痺れが麻痺の軽いものであれば、わざわざ麻痺に近づくような(神経の働きを止めるような)注射をお医者さんが打つわけないですもんね。

ある種の痺れにおいては、麻痺の軽いものというよりは、痛みの感じ方(表現のされ方)の一種と考えた方が適しているのではないかと思いますが、専門家の方々いかがでしょうか。

「神経が圧迫されて、痛みと痺れが起こっています」という場合などの神経がらみの症状や不調を、生理学的な目で見ていくと、痛み―痺れ―麻痺といった部分の認識や、現状の医学的なアプローチに矛盾も感じずにはいられないのですが、この辺の話はまた今度にしましょう。


横道にそれましたが、このように、身体がイオンという電気によって動かされているシステムである以上、塩分やカルシウムは、適量こそあれ、なくてはならないものであるといえますね。


私たちの脳の活動も、神経細胞の電気的興奮によって行われています。
脳は、無数の神経細胞の集合体で、その神経細胞から伸びる樹状突起などを介して繋がっています。(シナプスという)

興奮していない神経細胞はマイナス80ミリボルトと言われていますが、そこにシナプスを経由して信号が伝わってくると、その神経細胞はプラス20ミリボルト以上になります。
この現象を、「発火する」といって、これによって起こる波動単位を「インパルス」ともいっています。
脳内では、絶えずどこかの神経細胞で発火が起こり、それが一瞬のうちにネットワーク状に連続放電していきます。
これが情報が伝わるということになるのです。

ちなみに、身体をコントロールする上で大切な「情報のもつ意味」は、神経伝達物質によって伝達されていきます。
神経同士のつながり部分であるシナプスでは、電気によって情報が伝達されてくると、カテコールアミンやアセチルコリンといった神経伝達物質を次の神経に向かって放出し、情報に意味を持たせていきます。
つまり、私たちの脳を中心とした神経系は、電気と化学物質の作用によって、情報をやり取りしているのです。

日常で行っている動作のコントロール、不随意的な内蔵の働きも、そして、
「うれしい」
「くやしい」
「お腹が空いた」
「この映画感動した」
といった多種多様な感情も全て、電気と化学物質の作用によって起こっているのです。


人体は、体重の60パーセントが水分であり、血液や脳脊髄液、リンパなどが循環しています。
そして、細胞と細胞の隙間をうめるように、組織液で満たされています。
血液やリンパの循環が重要なことは、広く知られていますが、実は、電気システムである人体の重要なポイントとなる部分は、細胞をうめる組織液なのです。
組織液そのものは、血液やリンパとも連絡していますから、独立したものではないのですが、人体における活動の活性と制御の仕組みのほとんどを、イオン化された電解液(組織液)のバランスで動かしています。

組織的な信号伝達も信号制御も、とどのつまりは細胞内外の液体中を出入りする電荷をもったイオンによるものによってまかなわれているのです。

水、そしてナトリウムやカルシウムといった電解質。
これらの作用なくして、人体は成り立たないのです。

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身体のコントロール | 15:25:35 | Trackback(0) | Comments(0)
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