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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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疲労考
少し古いデータになりますが、1998年の厚生労働省の疫学調査によると、疲労感を自覚している人の割合は、約60% でした。(愛知県豊川保健所管轄内の2市4町、15才~65才の男女4000人への疲労調査研究班調べ)
その、疲労を感じている約60%の人のうち、37%もの人が6ヶ月以上も疲れを感じたままの慢性疲労を感じていることが明らかになりました。
また、以前に比べ、疲れのため、作業能力が低下しているように感じるとの回答をしている事が明らかになりました。

この調査報告から約10年。
私達と疲労との付き合い方は、決して上手くなっているとはいえず、むしろ、慢性的な疲労を感じている人の割合は高くなっているのではないでしょうか。

さて、疲労について医学辞典をめくってみると、「仕事の結果として生じ、休養を要し、その人の機能的な能力の低下した状態」と記されています。
つまり疲労した状態とは、「疲労感を伴った作業量の低下」ということになりますね。
これがスポーツ選手になると「疲労感を伴った競技パフォーマンスの低下」ということになるわけです。

ちなみに、日本疲労学会では、「疲労」を「痛み」や「発熱」と同じように考えて、3つの生体アラームという説明をしています。
疲れとは、つまり身体の異常を教えてくれて、何かの対策をしなさいと考えさせてくれる、大切な警報装置なのだという見解ですね。

「疲労」と「身体的あるいは精神的負荷を連続して与えられたときにみられる一時的な身体的および精神的作業能力の質的あるいは量的な低下現象」といえるわけで、身体的なものであれ、精神的なものであれ、活動すれば、「疲労」は、必ず生まれるものなのです。

つまり、「疲れ」というものは、それまでの働きすぎや睡眠不足、ストレスなどが私たちの身体・心にかかってきた負担の結果で、本来のパフォーマンスの低下を招いてしまうものなのです。


しかし、同じような行動(行為?)をしても、「疲労」を感じない場合と、強く感じる場合とがあります。
活動すれば、必ず「疲労」は生まれるわけですから、この現象が何なのかというとこれは、それは「疲労感」と表現されるものなのです。


疲労と疲労感???


一般に「疲労」と「疲労感」とは、ほぼ同じような意味で使われています。
しかし、実は「疲労」と「疲労感」とはまったく異なるものなのです。
「疲労」は、上述の通りなのですが、一方「疲労感」は、脳で感じる神経的なメカニズムといえます。


たとえば、上司から命令された、つまらない単純作業は、すぐに疲れを感じてしまいますが、自分が立てた企画のプレゼンの資料作りなど、やりがいや達成感を感じたりすることの出来る仕事など、それが長時間に及んだとしても、総じて疲労感が少ないものですよね。

また、パチンコや麻雀などで長時間座りっぱなしの場合、同じ労力を使うわけですから、生じる「疲労」は同じはずなのに、勝ったときには「疲労感」は少なくて、負けたときにはどっと疲れを感じるということもあるわけです。

このように「疲労感」は、実際の「疲労」の状態とイコールのものではなく、「意欲」や「達成感」といったメンタルな要素に大きく影響されるものなのです。

活動によって生じた「疲労」の状態と、脳で感覚する要素とのギャップが、「疲労」という警告信号を適切に処理する機会を失わせ、慢性的なものへと発展させてしまうことにもつながるのです。
そういった意味で、「疲労感なき疲労」あるいは「疲労なき疲労感」といった現象にも充分に注意していく必要があるわけです。

「疲労感」を感じていないから大丈夫、ということではありません。

いいタイミングで、うまく疲労を回復させて、仕事であれ、スポーツであれ、できるだけいいパフォーマンスが発揮できる状態を保ちたいものですね。

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疲労 | 17:04:45 | Trackback(0) | Comments(0)
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