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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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痛み考
 当院をはじめカイロプラクティックや整体で施術を希望される方の多くは、病院などで治療を受け、それでも回復できずに来院されるというケースが非常に多いようです。
来院される方々の主訴の大部分が、腰痛などの痛みです。

そして、来院された多くの方々からは、
 「歳のせいで骨が変形しているから」
 「軟骨がすりへっているから」
 「椎間板がつぶれているから」
 「MRIやX線写真を撮ったけど、原因はよく分からない」
といった声をよく聞きます。

このことは、通常病院での診断が、MRIなどの画像に基づいて行われており、

画像上認められた異常=痛みの原因

とされていて、患者さん自身も痛みの原因が、構造上の異常にあると思われている方が多いということを意味しています。

つまり、X線写真、MRI、造影法など画像として写し出されるものしか原因として認識されていない、ということです。

しかし、海外の論文などによると、何の症状もない健常者のMRIを見ても、加齢に伴い、椎間板(ついかんばん)の変性や膨隆、髄核(ずいかく)脱出や脊柱管(せきちゅうかん)狭窄(きょうさく)が増加しています。

これは、画像上の異常が認められるということと症状とが直接結びついてはいないことを示しています。

どうやら、来院される多くの方が原因だと思っている「加齢にともなう骨の変形」「椎間板のトラブル」などは、痛みの原因の全てとは言えないということのようですね。


それでは、構造上の問題が痛みの原因ではないとすれば、何が本当の原因なのでしょうか。

来院される方が悩んでいる痛みというのは、カイロプラクティックなどに不適応である脳内出血や骨折、悪性腫瘍、感染症などを除けば、構造(器質)のトラブルではなく、生理機能(働き方)のトラブルであると考えられています。
そして、その背景に、神経系、循環系、筋・骨格系などが絡みあっているのです。


カイロプラクティックなどの手技療法に適応する痛み(構造的に壊れていないのに痛みがあるというケースなど)を、生理学に基づいて分類すると以下のようになります。(多少難しい表現がでてきますが・・・)

<痛みの分類>
①侵害(しんがい)受容性(じゅようせい)疼痛(とうつう)
②神経因性(しんけいいんせい)疼痛(とうつう)
③機械的刺激による疼痛
④心因性疼痛


それぞれを説明すると・・・・

①侵害(しんがい)受容性(じゅようせい)疼痛(とうつう)・・・生体を侵害するような何らかの刺激が加わったことを知らせ、防御機構を発現させるのに重要な役割をもちます。
このタイプによる痛みは末梢性痛覚過敏の状態です。末梢性痛覚過敏とは、血漿(けっしょう)(血液の液体成分)から産生・遊離された発痛(はっつう)物質(ぶっしつ)ブラジキニンがセンサーにキャッチされた状態です。ブラジキニンは交感神経(こうかんしんけい)の緊張によって、動脈が収縮し、低酸素状態になると産生・遊離されます。
つまりこの痛みは
交感神経の緊張をひきおこす要因(外力、ストレス、寒冷、習慣など)
によって誘発されるのです。
さらに、一度生じた痛みは、痛みそのものが大きなストレスとなるため、交感神経の緊張を誘発し、痛みの悪循環を形成し、慢性化、習慣化、パターン化することがあります。そして、何かのきっかけで交感神経の緊張が高まったときに、再発を繰り返すようにもなります。

②神経因性(しんけいいんせい)疼痛(とうつう)・・・末梢神経が何らかの原因で圧迫あるいは絞扼(こうやく)されたりすると、神経系に異常が起きて発せられる痛み。
前述したように、末梢神経は骨、筋などに接するところ、あるいはこれらによってできたトンネルの中を走行します。したがって、仕事やスポーツなどによって一定の運動が繰り返されたり、全身的、あるいは局所的な原因でそのトンネルが狭まったりすることから神経が障害され、痛みやしびれを起こします。
特に背骨の間からは、運動神経や知覚神経だけではなく自律神経も出入りしていますので、内臓や血管などへの影響も強く現れます。
また、このような神経絞扼(しんけいこうやく)障害(しょうがい)においてはDouble crush syndrome(二重絞扼障害)といって、首の部分でトラブルがあると肘や手首などでも神経のトラブルが生じるケースも非常に多く報告されています。
つまりこの痛みは、
関節の機能性トラブル・筋緊張が神経系の圧迫や絞扼(こうやく)を引き起こすことによって誘発されるのです。

③機械的刺激による疼痛
大気圧と関節内圧との間の圧力勾配が変わって、関節張力が高まると発生する痛みです。梅雨時や寒くなったりすると出現する疼痛はこのケースです。
そもそも正常な関節には「関節の遊び」といって、車のハンドルにあるような多少の緩みが存在します。しかし、関節の動きが動き過ぎたり(可動性亢進(こうしん))、動く範囲が狭くなったり(可動性減少)、固定されたり(可動性消失)すると関節内圧が大気圧などの変化に対応できなくなったりします。
また、関節の可動性が亢進(こうしん)したり減少・消失することにともない、周囲の筋肉や腱・靭帯にも過剰な負担を招きます。
つまりこの痛みは、関節の可動性のトラブルによって誘発されます。

④心因性疼痛・・・心理的な要因で起こる痛み。
心と身体は切り離せないため、何が心因性かを特定するのは非常に困難に思われます。しかし、心理的なストレスなどが交感神経(こうかんしんけい)の緊張を生むことはよく知られていますから、上記①②③の原因となり得ます。


画像上、とくに問題は無くても、上記のようなトラブルが生じていれば、痛みは起こります。
というか、痛みってそういうものなんです。

よく言われるところの
「原因不明の症状」
とか
「特に異常は見当たりません」
というのは、「画像で映し出されるような構造的に壊れたところはありません」ということを指しているのであって、痛みの原因が本当に無いわけではないのです。

そして、万が一、そのような状態になってしまった場合には、機能的なトラブルである可能性が高いわけです。


構造が原因ではない痛みとサヨナラするには、以下の3つの取り組みが有効であると考えています。

①交感神経の緊張をおだやかにし、痛みの悪循環を断ち切る。
(循環の改善、筋緊張の緩和など)

②関節や筋の調整を通して、関節機能の回復を図り、神経への障害要因を取り除く。

③心身のリラクゼーションを図る。

背骨や骨盤・筋への調整は、上記の3要素を実現し、結果、痛みなどの不快な症状の本当の原因を取り除くための有効な手段となるのです。


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痛み | 16:01:08 | Trackback(0) | Comments(0)
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