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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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リラックスと網様体
リラックスしましょう

この言葉は、よく耳にしますし、私自身も相手の方に良く使う表現なのですが、いったい、リラックスするってどういうことなのでしょうか。

本来の意味でのリラックスとは、単純な気持ちよさや爽快感、心地よさといった刺激に対する反応としての感覚ではありません。
それは、脳幹にかかる負荷が軽減され、本来の身体機能が回復することを意味するのです。

脳幹???

よく言われる、いわゆるリラックスした状態の代表的な反応としては、以下のようなものがあげられます。

・ ゆっくりとした深く長い呼吸。
・ 心拍数の低下。
・ 血圧の低下。
・ 体温の適度な上昇。
・ 筋肉の弛緩。

実はこれらの反応は、脳幹がリラックスした際にもたらす変化や反応なのです。

本来のリラックス = 脳幹がもたらす

これが、本日のテーマです。

脳幹とは、背骨の中に収められている脊髄と大脳との間にある部分で、延髄(えんずい)、中脳(ちゅうのう)、橋(きょう)によって構成されています。
基本的には、この脳幹が、生命維持における重要な要素、呼吸や血圧、体温維持といったもののコントロールを行っています。
世間でもたびたび話題になる「脳死」というのは、大脳の死のことで、モノを考えたり、言葉を話したりという、いわゆる人間らしい活動が出来なくなった状態を指すわけですが、脳死という概念の出現以前の「死」とは、この脳幹の活動の消失を指していたわけです。

脳幹の活動状態が、リラックスするということとどのように関係するのか・・・というと、それは脳幹内の「網様体(もうようたい)」という部分が関わっているのです。

網様体は、様々な神経情報の入力を受ける一方、中枢神経各部への出力も行っているところです。
具体的には、
・身体各部(筋や内臓など)からの感覚情報を受け取る。
・受け取った情報を大脳や視床へ送る。
・受け取った感覚情報に基づいて、筋肉の緊張を維持し、筋活動を調整する。
・網様体からの出力は、自律神経と連絡し、内蔵機能の反応・調整にも関与している。
といった、神経ネットワークにおける中継基地として、精神活動の中枢でもある大脳と、筋肉といった運動系、内臓、自律神経といったものを、巧みに連絡しているのです。

さて、リラックスしている時って、身体は緊張しすぎず、かといって、だらけすぎずという状態ですよね。
リラックスいている時って、心は穏やかに、頭の中はスッキリという状態が最適。

身体の方は、運動したり、ストレッチしたり、入浴したりすることで、比較的にリラックスモードに入りやすいのですが、「頭がスッキリしない」という頭のリラックスって結構難しかったりします。

「頭も身体もスッキリ!リラックス」を実現するための鍵が、網様体の刺激になるのです。

網様体を刺激する、メインスイッチのボタンに相当するのは、全身からの感覚です。
その中でも、筋肉を動かすことによって発生する筋紡錘(きんぼうすい)内のセンサーがキャッチする筋肉が伸ばされる時の感覚がここでは重要となります。
脊髄を感覚紳経によって伝わってきた、筋紡錘内のセンサーからの信号は、先ほど書いたように脳幹へと伝わります。
脳幹に伝わるということは、網様体へも信号が送られます。
ここからの信号により、脳の意識はより目覚めた状態へと変化します。

私達が身体を動かすと、身体の筋肉や靭帯・腱にある感覚受容器から動きの情報が、感覚神経路を通ってその信号が中枢神経である、脊髄に送られます。
そして、そこから上行して視床・小脳・大脳皮質へたどり着きます。
このとき同時に、中枢神経内では、エネルギーを補充して「網様体」を一定の活動状態に保とうとします。
すると、脳幹にある網様体は、その神経信号を大脳皮質に送りますから、大脳皮質もエネルギーに満ちた目覚めた状態になるのです。
これが、神経が目覚めている状態、つまり覚醒していると呼ばれている状態なのです。
このルートを生理学では、「網様体賦活系(もうようたいふかつけい)」と呼びますが、筋肉や靭帯・腱といった部分に運動が起こるということ、つまり身体を細かく動かすということは、発生した興奮を神経系によって脳に伝え、脳を活性化する事になるのです。

脳が興奮し過ぎている時は、筋肉も緊張状態にあります。
脳が沈静化し過ぎている時は、筋肉も、だらけモードになります。

筋肉が適度に脱力することで、脳も適度な覚醒状態へと入ります。
これが、身体のリラックスと頭のリラックスとが達成されたといえる状態なのです。

そこで、うまく筋肉に刺激を入れながら、その情報を網様体へと届け、さらに網様体賦活系を作動させて、大脳を適度に覚醒させる(目覚めさせる)、さらに、網様体から筋肉や内臓、自律神経にフィードバックさせ、リラックス反応を導く、これが「脳幹がもたらすリラックス」というものです。

網様体に、きちんと働いてもらうためにはどうするか。

それには、感覚情報を上手に、そして様々に入れることが大切なんです。

綺麗な風景を見る・・・視覚
好きな音楽を聴く・・・聴覚
好きな香りを楽しむ・・・嗅覚
おいしい食事を味わう・・・味覚

これらは、ストレス解消における代表的な対処法です。
こうしてみると、全て感覚情報をベースにしているんですよね。

それと、今回とりあげた「筋肉からの感覚をきちんと入力する」、これも忘れずに。
筋肉からの感覚をうまく入力するには、他人の手を借りての方法がより有効です。内容は、ストレッチでも構いませんし、もちろんカイロや整体でもOKです。
人にやってもらう方が、自分では動かしづらい部位などもきちんと刺激出来ますからね。

筋肉を使って、網様体を刺激し、脳もリラックスさせる。

やはり、身体と脳は一体ですからね。
筋肉は「感覚器」ですから、脳(神経系)を自分でコントロールするには、筋肉をコントロールすることなんです。
筋肉を上手く使いこなすということは脳も使いこなすということになるのです。

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身体のコントロール | 20:35:58 | Trackback(0) | Comments(0)
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