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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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深~い呼吸
誰しも、何らかのストレスや痛みを感じると、その反応は呼吸の深さに現れます。

一般に、呼吸が深く出来ている状態は、身体がリラックスできている時。
逆に浅くなっている状態は、緊張モード、緊急モードとなります。

ピッチャーがゲームの緊迫した場面で、マウンド上で大きく深呼吸するのも、気持ちが高ぶったその瞬間、無意識に身体は緊張モードとなり、結果、呼吸が浅くなってしまうわけで、それを深い呼吸によって、リラックスモードに導いているわけです。


そのほか、呼吸に影響を与える代表的な要因は、痛み。

例えばぎっくり腰で腰が痛い人がいるとします。
ちょっと動いた瞬間に襲ってくる「魔女の一撃」。
腰が痛いというだけで、身体は緊張モードになっていますから、当然呼吸は浅くなります。
それに加えて、その痛みを感じないように、恐る恐る動作しますよね。
そんな時、呼吸はどうなっているでしょう?
恐る恐る動く時には、息をひそめるように、あるいは息をころすように、個人によっては、呼吸そのものを止めてしまいませんか。

このように、ストレスや痛みなどを感じると、私たちは、無意識に呼吸を浅くさせてしまうものなのです。


ある期間、痛みやストレスなどによって、本来とは異なる緊急時用の呼吸パターンを続けていた場合、その方の痛みなどを、施術によって改善できたとしても、その方の呼吸リズムが、痛みを感じていた時と同様だったとしたら、どうなるでしょう?
その方の呼吸が、ストレスを感じた時と同じ、浅いままだったとしたら?

本来の状態とは異なる浅い呼吸パターンは、それが引き金となって、一時的にぎっくり腰が良くなっても、そのうちまた腰の痛みを再発させます。
感じていたストレスが解消できたなーと思っていても、浅い呼吸パターンは、次のストレスへの抵抗力(許容量)を低下させてしまいます。

呼吸には、二つのパターンがあります。
一つは腹式呼吸。

リラックスしていて穏やかな状態が、腹式呼吸のパターン。
ヨガや太極拳などでもこのパターンでの呼吸を行いますよね。
普段の生活においても、呼吸が深く出来ている時は、下腹部が膨張-縮小を繰り返す腹式呼吸が主となります。
下腹部を中心としたその呼吸リズムにおいては、呼吸による振幅によって、身体が無意識に前後に揺れています。

そうそう、人間って、直立した姿勢で立っていても、必ず身体の揺れが起こっています。
本当の意味での静止状態って出来ないのです。
揺れながらバランスを取る、これが人間が行っている姿勢のつくり方となります。

その揺れが、本来その方が持っている揺れのリズムと一致していると、身体全体の不必要なこわばりは起こらなくなります。
身体のコアの部分が適度にリラックスすることで、血行やリンパなどの循環も促進されていくのです。
そして、筋肉や関節なども緩んでいきます。

腹式呼吸のような深い呼吸による、程よい揺れは、生体内のリズムを穏やかにして、リラックス出来る身体をつくってくれます。

その作用は、自律神経にも影響を与えます。
身体各所のリラックス状態は、副交感神経優位の状態へと身体を導き、内臓の働きも本来のものとなります。


呼吸パターンのもう一つは胸式呼吸。
激しく運動をして、ゼーゼーハーハー、肩で息をする状態は、胸式呼吸の最高潮の状態となります。

日常レベルで、肩で息をすることはまれですが、ストレスや痛みがあると、自然に呼吸は胸式呼吸が主役となります。

男性に比べ、女性は腹式呼吸が苦手で、胸式呼吸への依存する傾向が強いと言われています。
そのため、胸式呼吸に偏ったパターンへの変化は、女性の場合、よりはっきりとした形で現れることが多いようです。

痛みやストレスなどによってこのような呼吸パターンになっていると、上記のような身体のリラックス作用が起こりにくくなります。

腹式呼吸は、下腹部を中心とした動きですから、重心の位置はおへそよりやや下のあたりにきます。いわゆる「腰がきまっている」という状態ですね。
それとは違い、胸式呼吸を繰り返すと、身体の重心は、みぞおちあたりにきてしまいます。

通常、重心が高ければ高いほど、揺れに対する安定性は、損なわれていきますよね。
身体が落ち着いていられる時に重心の位置よりも、高くなっていますから、胸式呼吸にみられるような浅い呼吸を繰り返していると、身体の不安定さは増してしまうのです。
そのため、じっと座っている、あるいは立っている状態で、無意識に起こっている自然な揺れが、本来のそれより、不安定で大きな動きとなってしまいます。
そのため腰が痛い時に、患部やその周辺に施術をして、うまく症状が軽減出来、身体のゆがみを整えられたとしても、呼吸が浅いままならば、身体のバランスを不安定な状態へ導く導火線は、残ったままということになるのです。
ですから、その不安定さをカバーしようとして、症状やゆがみが、再発してしまうということになるのです。


ストレスや痛みなどから、うまく抜け出すことが出来たら、呼吸も本来のリズムに戻してあげることが大切なんです。


呼吸の深さも習慣のひとつです。
何かとストレスが多い現代社会。
そこで普通に暮らしているだけでも、呼吸は浅くなりがちです。
腹式呼吸を忘れ、胸式呼吸に依存した呼吸パターンに陥ってしまいやすいものです。

その時になって、いざ、大きく深~い呼吸をしてみようとしても、ゆったりと息をはくことってなかなか出来なかったり、大きく息を吸い込もうとしても苦しくなってしまったり、呼吸するって意外と難しいことがわかります。

深く呼吸することに慣れていくと、身体のバランスも大崩れしませんし、その上リラックスさせることが出来ます。


もし今、あなたの呼吸が浅くなっていることに気付いたら、ゆったりと大きな、深~い腹式呼吸をお試しください。



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身体のコントロール | 20:00:48 | Trackback(0) | Comments(0)
神経の圧迫 ②
前回から神経の圧迫、それも頚椎や腰椎での圧迫ではなく、そこから先の神経の通り道での圧迫について、探検を始めていますが、今回はその2回目。

神経の通り道を、末梢神経絞扼障害(まっしょうしんけいこうやくしょうがい)といいます。
脳や脊髄といった頭蓋骨や脊柱で保護されている神経を中枢神経というのに対して、そこから伸びたコードの部分を末梢神経といいます。
この末梢神経、手や足の先まで硬い骨や、筋肉などに接するように、沿うように走行します。
そして、骨、筋、筋膜、腱膜、腱鞘などによって形成されたトンネルの中を通過したり、あるいは筋肉を貫通したりして、目的地まで到達しています。
手足の先と脳などの中枢神経との間での情報や指令のやり取りは、時間にすると、一瞬ですが、その道のりは山あり谷ありなのです。

末梢神経絞扼障害は、日常生活で繰り返し負担をかけてしまっている部分、仕事やスポーツなどで酷使した箇所などで、神経周辺にゆがみが生じたり、筋肉の緊張感が高まることで、トンネルが狭くなって、神経が障害されます。
症状として代表的なものは、ピリピリ、ジンジン、チクチクなどといったしびれ感、痛み、触れても感覚が鈍いといった知覚低下、力が入らない、思うように動かせないなどといった運動障害です。


前回も触れましたが、しびれを代表とする神経的な症状というと、ついつい頚椎や腰椎でのトラブルを前提としてしまいがちにあるため、こうした現象は、発見されないでいることが多いようなんですよね、残念ながら。

神経的な症状がある場合、頚椎や腰椎での圧迫の有無の確認と一緒に、末梢神経での通り道にも目を向けることで、意外なほど単純に回復できることが少なくないのです。

手や足がしびれていたりする場合、病院では、原因に関係すると思われる首や腰を中心に、画像診断を行っているようです。
神経の走行に沿って、首から手の先まで、腰から足の先までというように、隈なく評価するということは、種々の理由からあまりされていないようです。

そこで、神経の圧迫による症状の原因部位を、正確に評価するには、その患者さんの日常生活や作業内容を詳しくお聞きして、どのような部位にどのような負担がかかっているのかを、知ることから始まります。
とはいっても、根掘り葉掘り聞きだす必要はなく、末梢神経絞扼障害の患者さんの自覚症状は、圧迫される神経に応じてそれぞれ特徴がありますから、それをベースにしてみていけばいいだけなんですけどね。


ここで、末梢神経絞扼障害における重要なポイントを紹介しましょう。

それは、ダブル・クラッシュ・シンドローム(Double Crush Syndrome)と言われる現象です。
これは、首や腰などの神経にとっての中心よりの部分で、圧迫がある場合、神経の流れが十分に機能せず、神経の走行の末端側(肘や手、膝や足)といった部分でも障害が起こりやすくなるというものです。

手や腕にしびれや痛みを訴えている患者さんで、手首での障害(手根管症候群:しゅこんかんしょうこうぐん)、肘での圧迫(肘部管症候群:ちゅうぶかんしょうこうぐん)が見つかったケースで、そのうち70%は、頚椎神経根障害(首での神経の圧迫)を合併していたという報告もあります。(Upton、MaComas  1973)

さらに、リバース・ダブル・クラッシュ・シンドローム(Reverse Double Crush Syndrome)という現象も報告されてます。
これは、Lundborg(1985)によって唱えられた現象で、神経の走行の末端側(肘や手、膝や足)といった部分で障害が起こると、神経細胞自体の栄養障害のため、首や腰といった神経にとっての中心よりの部分でも圧迫が生じてしまうというもの。
臨床的にも、手根管症候群(手首での障害)に合併する胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん:首の付け根、鎖骨の上部のスペースでのトラブル)が、手根管症候群の手術や施術で治癒したという報告もあります。

したがって、もし、1ヵ所の絞扼障害が発見された場合には、神経の走行に沿って、常にそれより中心側、末端側の絞扼障害のことを考えて、目を局所にとどめないようにしていかなければならないのです。


神経の圧迫というと、圧迫している箇所、そこにだけ目がいってしまいますが、ここでもやはり、全身から局所を診るというアプローチが重要になっているのです。

「木を見て森を見ず」とならないことが大切なんですね。




ゆがみと健康づくり | 12:19:34 | Trackback(0) | Comments(0)
神経の圧迫
カイロや整体などの業界で、「背骨のゆがみが神経を圧迫して症状が・・・云々」ということが、よく言われていますが実際のところ、変形などを伴わない限り、ゆがみで直接神経を圧迫してしまうケースは稀なんですよね。

背骨の間を脊髄神経が出入りしますが、変形などがない範囲での生理的に可能な範囲での動き(ゆがみ)では、脊髄神経が通る椎間孔(ついかんこう)というトンネルは、神経を圧迫しないのです。

なぜなら、通過する神経の太さに対して、椎間孔というトンネルの空間は十分すぎるほど広いからです。
これは、明らかな事実で、骨棘(こつきょく:骨の変形によって出来たとげ)やヘルニアなどが形成されたりしない限り、直接の圧迫は起こりえないのです。

ですが、ゆがみによって神経が圧迫されてしまうという現象は、存在します。


ちなみに・・・
一般にゆがみとは、関節の機能的なトラブルを指しますが、それは入り口であって、その背景には、その関節を支持し可動させる筋肉のトラブルがあり、また筋肉をコントロールし、関節からの情報を収集する神経系にもトラブルは波及していて、血液循環の低下や亢進などもひっくるめて「ゆがみ」という状態をつくっている訳です。




ゆがみがあることで、その周囲の筋肉などの緊張が高まってしまいますから、その近くを通る神経などの通り道は狭くなってしまうのです。

神経が背骨の部分の通り道で、直接に圧迫されることは稀であっても、手や足に向かって伸びていく途中、通り道で圧迫されるケースは、珍しくないのです。

こういった現象は、末梢神経絞扼障害(まっしょうしんけいこうやくしょうがい)と呼ばれ、整形外科のお医者さんなどによって診断されるものです。

一般に末梢神経絞扼障害では、骨、筋、筋膜、腱膜、腱鞘などに接するところ、あるいはこれらによってできたトンネルの中を神経が走っているために発症します。
したがって、職業あるいはスポーツによって一定の運動が繰り返されたり、全身的、局所的な原因でそのトンネルが挟まったりすることから神経が障害されてしまうのです。

つまり、繰り返される動きなどによってつくられたゆがみによって、近接する、あるいは通過する神経を絞扼し、痛みやしびれなどの症状を引き起こす現象なのです。


末梢神経絞扼障害における自覚症状は、絞扼される神経に応じてそれぞれ特徴がありますが、全体に共通するものは、しびれ感、痛み、知覚低下、運動障害などです。
(この絞扼障害についての統計で、90%以上の患者さんがしびれ感を主訴としているようです。)


絞扼障害というものの存在を知っていれば、症状などから圧迫部位(絞扼部位)を特定し、解消することは、さほど難しいことではないのですが、

しびれ=頚椎や腰椎での神経の圧迫

というイメージが強いせいか、医学書などにも普通に載っている障害であるにもかかわらず、適切に治療されずに、放置されているケースが多いようです。(もしかしてお医者さんにも忘れられているのかな?)


神経の通り道で、どの部分で圧迫・絞扼されることが多いのか、絞扼されたそれぞれの神経での特徴的な症状など、さすがに、今回一回でまとめきれる内容ではないので、これから数回に分けて、紹介していきたいと思います。


それでは、本日はここまで。





ゆがみと健康づくり | 19:32:06 | Trackback(0) | Comments(0)
椎間板を大切に
腰が痛くなって病院へ行き、MRIやX線写真を撮ってもらって、お医者さんから説明を受けます。

すると、状態によっては

「腰の間にある椎間板が薄くなって(つぶれて)いますね」

とか、

「腰の骨と骨との間が狭くなっていますね。老化現象ですね」

あるいは、

「腰の間にある椎間板が飛び出ていますね」

なんていうことを聞かされたりするものです。
そこではじめて腰の骨と骨の間には、「椎間板」というクッションがあるということを、知らされたり、実感したりするわけです。

もちろんテレビなどでも取り上げたりしていますから、そういった媒体を通じて、見聞きしたりするようにもなりましたけど。

椎間板のトラブルは、薄くなったり、飛び出したりと、「腰痛といえばコレ!」的なところで取り上げられるわけですが、仕事やスポーツなどで腰に無理をかけたり、老化現象だったりがその原因とされていて、

「できるだけ負担をかけないようにしてください」

とお医者さんからもアドバイスをいただいたりしますが、どうしたら負担にならないのかなど、ピンと来ないところもありますよね。

「痛くならなければ負担になっていない」

と考えるのは、ちょっと短絡的ですから、今回はそのあたりも含めて、椎間板について話を進めていこうかと思います。

椎間板とは、背骨を構成する骨(椎骨:ついこつ)と骨との間にあって、脊椎に伝わる衝撃を和らげる、クッションの役目をしているパーツで、その成分は、80%~85%が水分となっています。

椎間板は、上から見ると円盤状の組織で、中央には、ゲル状の水分を含んだ髄核(ずいかく)と、その周辺に同心円状の硬い繊維輪(せんいりん)という軟骨層が、幾重にも髄核を包むようにして、構成されています。
バームクーヘン(線維輪)の真ん中の穴のところに、ゼリー(髄核)を入れてある状態のイメージですね。

ちなみに、椎間板の外側は、腹側の前縦靭帯(ぜんじゅうじんたい)と背中側の後縦靭帯(こうじゅうじんたい)によって補強されています。

この椎間板はゼリーを入れた袋のようなものですから、若干の柔軟性がありますので、身体の動きに合わせて、バランスを取る為に 形を変える事が出来ます。

体を前屈すると前の方が薄く、後ろの方が厚くなり、それと共に 髄核は後の方(背中側)へ移動します。
一方、体を反らすと、後ろの方が薄く、前が厚くなり、髄核は前の方(お腹側)へ移動します。



背骨には、生理的弯曲と呼ばれる、自然なS字カーブがありますが、腰では、5つある骨がお腹側に凸となるようなラインをつくっています。
このラインにあわせるかのように、椎間板そのものも、自然な状態ではお腹側が厚く背側が薄い形をしています。

若いうちは水分を多く含んでいますが、20歳を過ぎると、水分(栄養)が失われていく、といわれています。
老化現象と言われたりするのは、お肌などと同じように、次第に水分が失われていくからで、一部、遺伝の影響も大きいと言われています。

水分が失われて、薄くなっていくと、S字カーブにあわせたお腹側が厚く背側が薄い形も、平坦な形状となり、これをX線写真で診ると、
「老化現象ですね」
となるのです。

椎間板が薄くなると、お腹側が厚く背側が薄い形ではなくなりますから、お腹側に凸となるようなラインも失われ、腰も丸くなってしまいます。



水分量が一定でなくなると、日常的な動作などでも、クッションである椎間板にかかる力が不均等となり、小さな外傷でも、外側の線維輪の断裂が生じやすくなります。
また、不自然な姿勢を繰り返したり、筋力だけでなく柔軟性がなくなってきた筋肉の影響などによっても、腰にかかる圧力を均一に保てなってしまい、余計に椎間板に大きな圧力をかけて、負担が増してしまいます。

こういった現象が、局所的に長期にわたって継続的に繰り返されると、やがて外側の繊維輪に小さな傷が生じます。

傷は時間とともに大きくなり、そのひび割れた傷に、内部の髄核は進入し、最終的に繊維輪を突き破って飛び出したりもします。
そうです、バームクーヘンの間から、ゼリーがプニュ~っと出てきてしまうんです。
この状態を「椎間板ヘルニア」というわけです。

腰部椎間板ヘルニアは、4番.5番.仙椎という骨の間の椎間板に起こりやすく、また、20代~40代の働き盛りの男性がなりやすい(女性の約2倍)と言われていますから、この世代の男性は、特に注意したいところですね。


背骨の間から出入りする脊髄神経は、椎間板の背中側を通ります。
椎間板ヘルニアになると、神経を圧迫し云々・・・と言われますが、これは、椎間板が、上記のようにして、押し出されて後ろに膨らんだり、飛び出したりするためです。

極々まれに、お腹側にも飛び出すことはありますが、ほとんどのヘルニアが、お腹側ではなく背中側に向かって突出するのは、構造的には、椎間板がお腹側が厚く背側が薄い構造をしていて、さらに、補強しているお腹側の前縦靭帯と背中側の後縦靭帯とでは、後縦靱帯の方が強度が弱いということが挙げられます。

また、椎間板の圧力にかかわる動きを見ていくと、身体を前屈すると前の方が薄く、後の方が厚くなり、それと共に 髄核は後ろの方(背中側)へ移動します。
日常動作では、圧倒的に、身体を反らすことよりも、腰を丸めることのほうが多くありませんか?
動き方は小さくとも、繰り返される猫背姿勢や前屈動作によって、椎間板内の髄核は、後ろへ後ろへと追いやられ、最後には飛び出していってしまうのです。

それは、重いものを持ったとか、踏ん張ったとか、椎間板の亀裂を大きくするような、力を要する使い方だけではなく、軽くお辞儀をする程度でも、髄核は後ろの方(背中側)へ移動しますから、こんなことで?と思うような動きなどでも発症してしまう事があるのです。

椎間板には、本来は神経や血管はありませんが、変性した椎間板には痛覚神経や血管が見られるといいます。
神経を圧迫して・・・ということだけではなくて、変性自体が痛みなどの不調の原因にもなりますから、加齢に伴う椎間板の変性(トラブル)は、ある程度致し方ないとしても、日常的な動作や姿勢などでの負担は、極力回避したいところですね。


それでは、日常的な動作での、椎間板への負担のかかり方を挙げていきましょう。

立った場合を1とすると、
仰向けに寝る・・・0,25倍
横向きに寝る・・・0,75倍
10度かがむ・・・1,5倍
かがみながら荷物を持つ・・・2,2倍
すわる・・・1,4倍
すわってかがむ・・・1,85倍
かがんだ姿勢で座り、物をもつ・・・2,75倍

意外かもしれませんが、座っている方が、立っているよりも椎間板内圧は高くなります。

横向きで寝るよりも、仰向けで寝た方が、椎間板への圧力は減少しますので、痛みや睡眠障害など不調がない時には、極力仰向けで寝ておきたいものですね。

また、椎間板重量比をみていくと、体重を1とした場合、身体を20度傾斜させると2,5倍に、20kgのものを手に持つと3倍となります。


これらを参考に、偏った負担をかけないように気をつけながら、また仕事などで、負担がかかるような動作や姿勢をどうしても強いられてしまうという場合には、それを補うような体操などを取り入れながら、出来るだけ、椎間板を大切に使っていきたいものですね。






ゆがみと健康づくり | 12:21:33 | Trackback(0) | Comments(0)

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