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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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むくみ
暦の上では秋になり、朝夕こそ幾分涼しさも感じられますが、まだまだ日中の暑さも残る時期ですね。
季節的にも、何か身体もだるいように感じられたりと、あちこちに疲労が現れてくる時期のようです。

最近、普段にも増して、立ち仕事や座り仕事で、夕方になると脚が「むくむ」という方もけっこう多いのでは?

特に女性で「むくみ」を気にされている方も多いですし、巷でも「むくみ」にいいとされるサプリメントやグッズも売れているようです。

ということで、今回は「むくみ」について。



「むくみ」とは、体内の組織など血管の外に、余分な水分がたまった状態のことです。

余分な水分の正体は、血漿(けっしょう)という血液の液体成分です。
血漿は、血液が運んできた栄養分や酸素を身体中に届ける際に、酸素などと一緒に、血管の壁を通過し、血管の外に出ていきます。
そして、細胞(組織)へ栄養分や酸素を届けた後、老廃物などを回収しつつ、血管やリンパ管へ戻っていき、回収されます。

ところが、何らかの原因でこのサイクルにトラブルが生じ、血管やリンパ管に戻らず、過剰にたまると、「むくみ」となるのです。


こういった「むくみ」は、次のような流れで簡単に起ってしまいます。

①足に疲労が蓄積して足の筋肉が硬くなる。
②その結果として血液循環が悪くなる。

足は、「第二の心臓」といわれていますが、これは、足から心臓へ血液を送り返す上で、足の筋肉の収縮―弛緩が、血流を促すポンプとなるからです。 この部分が、疲労や冷えなどで硬くなると、ポンプの働きが悪くなるので、血流が悪くなり、余分な水分が「むくみ」として足に滞ってしまうのです。

その主な原因を挙げると、

・長時間の立ち仕事、運動不足
・冷え、冷たいものの摂り過ぎ
・衣類による締め付け
・疲労、睡眠不足
・肥満
・栄養バランスの偏り(塩分の多い食事など)
   ・・・塩分を多く摂ると、カラダは必要以上に水分を蓄える

などです。


実はこういった状態の「むくみ」は、解消も比較的やさしいもので、「足の疲労回復を行うことで、血流を促進させてあげる」という、よく知られているアプローチ(運動、ストレッチ、入浴、リンパマッサージ、カイロや整体・・・・)を行うことで、充分効果が期待できるものです。



しかし・・・

『翌朝になってもむくみが消えない』

あるいは

『これといった原因も心当たりがないのに、何日もむくみがとれない』

というような場合は要注意です。


というのも、「むくみ」には、大きく分けて疲労や血流の低下によるな「一時的なむくみ」と、「病気などが原因のもの」の2種類があるのです。
一見ありふれた症状の「むくみ」には、思わぬ病気が隠れていることもあるのです。


顔がむくみやすいという場合には、

・急性糸球体腎炎
・ネフローゼ症候群
・糖尿病性腎症の初期
・中等度の慢性腎炎 など
・上大静脈症候群 (特に首~顔)
・血管神経性浮腫 (クインケ浮腫)など


足がむくみやすいという場合には、

・うっ血性心不全 (初期は足がむくみやすい)
・血栓性静脈炎
・深部静脈血栓症
・エコノミークラス症候群
・慢性静脈不全症
・静脈瘤    など


むくみが全身に現れるという場合には、

・ネフローゼ症候群
・慢性糸球体腎炎
・糖尿病性腎症
・SLE(全身性エリテマトーデス)
・肝硬変、重症肝炎(特に腹水がたまりやすい)
・悪性腫瘍
・甲状腺機能低下症
・妊娠中毒症 (むくみにあわせて、高血圧、たんぱく尿がある)

など


薬の影響によるむくみもあります。

・抗炎症剤
・血管拡張剤
・副腎皮質ホルモン剤

など。


こうした病気が原因の「むくみ」は、「むくみ」とともに、強い疲労感やめまいや湿疹、発熱、しびれ、急な体重の増減がある、尿の出が悪いなど単なる疲労以上の症状が感じられることも多いようです。

また、女性の場合、女性ホルモンの影響によっても「むくみ」が生じやすいといえます。
例えば、月経前は黄体ホルモンの影響で、むくみやすくなり、妊娠中も特に中・後期に「むくみ」が生じやすくなります。

むくみが何日も続く、あるいはひどくなっている場合や、上記のような症状が感じられる人は、一度医師の診察を受けてみることをおすすめします。



あなたの「むくみ」が病気によるものではない場合、それは、結局「むくみ」は、あなたの疲労の現れなのだ、と考えることが出来ます。

当たり前の結論となりますが、十分に疲労を解消すること、栄養バランスを整えること、そしてむくんだ部位とその上流の部位の血行をよくすることが、「むくみ」解消のポイントとなるんですね。



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健康あれこれ | 16:04:12 | Trackback(1) | Comments(0)
解毒
昨年あたりから巷で話題のデトックス。
今回は、そのデトックスについて。

そもそも、デトックス(detox)は解毒という意味で、体内に蓄積された毒素を出し、身体が本来持つ力を取り戻して健康増進を図るという考え方です。

それがこのように話題になったのは、いわゆるセレブと呼ばれている方達が、美容法として取り入れ、紹介したことから始まったようですね。

とはいっても「解毒」という考え方は決して新しいものではありません。
古代エジプトでは、ハーブを使ったアロマテラピーによって「解毒」が行われていたようですし、アーユルヴェーダでは約5000年前からその考えが提唱されていましたし、東洋医学でも、「余分なものを取り除けば健康を取り戻すことができる」という考え方は根底にあったようですね。
つまり、デトックスとは新しい健康法ではなく、古今東西、多くの人々が行ってきた、自然なスタイルの健康法でもあるのです。

それがここに来て注目を浴びているのは、単に美容的な発想のみならず、現代が、環境汚染や食品添加物等さまざまな理由から、知らず知らずのうちに身体に悪い影響のある物質が取り込んでしまいやすい環境下にあるということも一因なのではないでしょうか。

体内に有害物質(毒素)が蓄積されると、さまざまな体調不良の原因にもなることが言われていますからね。


通常、私たちの身体に入ってきた有害物質は、便や尿などによって体外に排泄されます。
本来、人体には不要なものを尿や便、汗から排出する、という働きが備わっていますが、過剰に摂取している場合や大量に蓄積されていると、排泄機能が追いつかないことになります。
また、脂溶性の物質は、尿や汗から排出させることはできませんから、知らず知らずのうちに、有害物質が身体の中で蓄積されてゆくのです。

体内に蓄積された有害物質は、最初はほとんど無症状のようですが、やがてじわじわと体調の不調をもたらします。
例えば、身体のだるさ、頭痛、肩こり、冷え、むくみ、のぼせ、肥満などなど。
重篤になれば、肝臓や腎臓機能などの障害へ至る場合もあるようです。

もし、これらの症状に悩まされている方は、姿勢や身体の使い方のクセの改善などに加えて、デトックスを取り入れることで、これらの体調不良から解放されやすくなるケースが多いようです。

うまく、デトックスで体内の有害物質を排泄できると、さまざまな効果があると言われています。
代表的なものを紹介すると、美容的な効果としては、老化予防、ダイエット効果の促進、美肌効果。
健康的な効果としては、血液・リンパの流れの改善、便秘・むくみ・冷え症・肩こりなどの解消、生活習慣病の予防などや免疫力の向上。さらに、不眠解消やストレスがたまりにくくなる、アレルギーを起こしにくくなるといったものなどが挙げられています。


私たちの身体に入ってきた有害物質の排泄は、上述のように、便や尿などによって体外に排泄されます。
その割合は、便75%、尿20%、汗3%、つめ・毛髪各1%とされています。
そこで、日常生活の中でうまく「解毒」するには、便、尿、汗をいかにコントロールし、効率良く毒出しするかがポイトになります。

尿や便の排出を促すためには、

十分な水分補給(1日に1.5~2リットルの水)

生活リズムの改善(とくに朝の排便習慣をつけること)

老廃物と毒素の排出がスムーズにするための適切な入浴(岩盤浴もOK)や整体・リンパマッサージなど。

たまねぎ、ネギ、にんにく、緑黄色野菜、海藻類など、食物繊維の豊富な食材の摂取(無農薬や有機栽培のものならなおよい)。


現代は、有害物質を体内に取り込みやすい環境下にありますから、多かれ少なかれ、万人に共通して「解毒」の必要があるとも言えますね。

普段から、毒素を排出できるような生活を心がけてみてはいかがでしょうか。


健康あれこれ | 14:14:57 | Trackback(0) | Comments(0)
夏の冷え症
冷え症で悩む女性は年齢を問わず、大勢いらっしゃいますね。
もちろん、男性の冷え症も少なくないのですが、一般的に冷え症といえば女性、ということになるのではないでしょうか。
それは何故か?
それでは手始めに、男性よりも女性の方が、冷えを感じやすいとされる理由をいくつか紹介しましょう。

まず第一に、女性は一般に筋肉は付きづらく、その量も少なく、反対に、脂肪は付きやすく、多くなりやすいという身体的な要因が挙げられます。
人間の体温は、4割以上が筋肉の働きによってつくりだされています。
女性であっても、運動をされていたりして筋肉量が多い方の場合、そうでない方に比べ、冷えも起こりにくいということが言われていますが、筋肉量が少ない女性は、当然、熱をつくりだす力も弱くなりますから、それだけでも冷えやすいと言えます。
筋肉量が少ないうえに、脂肪の量が多いとなると困りものです。
脂肪は、温まりやすいのですが、一方で冷えやすく、いったん冷えてしまうと、なかなか温まらないというやっかいなものなのです。

こうしたことから女性は、もともと冷えやすいといわなくてはなりません。

二点目に、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモンには、熱をつくりにくい性質があるということが挙げられます。
生理が始まって排卵期までの卵胞ホルモンの分泌が盛んなあいだ、女性は低温期を過ごさなければなりません。
男性にはそういうサイクルはありませんが、ホルモンの影響による体温の変動が冷えにつながりやすいのです。


こういった理由で、男性よりも女性に冷えが多いとされていますが、冷え症が何故、困るかといえば・・・

冷えが起こると、血流や代謝も低下しますから、ますます冷えは加速し、ついには自律神経の乱れを引き起こしてしまうケースもあるからなのです。

放置しておくと、手足が冷えることからはじまり、のぼせや肩こり、頭痛、めまい、腰痛や膝痛などの関節痛、内臓の働きの低下、便秘や睡眠への影響などなど、ありとあらゆる症状がやってくるようになるようですね。

冷えは、「冷える」という直接の症状のみではなく、さまざまに影響をもたらしますので、放置せずにしっかりと対策を講じておきたいものですね。



ところで、秋口になると、グーンと冷え性の相談が増えます。
秋口に相談が増えると言っても、寒くなりはじめてから、急に冷え症になるわけではないんです。
寒くなり始めてきてから、より強く感じるようになる冷えは、夏の過ごし方が大きく影響しているのです。

それは、冷房と冷たい食事・飲み物の取りすぎです。
暑い夏を快適にしてくれる、気持ちよく過ごさせてくれるもの達が、秋口の「冷え」のもとにもなっているのです。

冷房による冷えは以下の経過を辿るといわれています。

第一段階
冷房により身体が冷えはじめた状態。
手足の末梢血管が熱を逃がさないよう収縮している状態。
症状としては、手先や足先が中心となって冷えを感じている状態が主なものです。
血液循環には優先順位があり、脳や心臓が優先されています。
冷房により、身体が冷やされると、身体を守ろうとして血液は、脳や心臓に集まってきます。末梢の血管が収縮するのは、熱を逃がさないという目的以外に、血管を細くすることで、血流速度を上げ、脳や心臓といった最重要部位への血流を保つ意味もあるようです。
そのため、手先や足先の血流量は減少して、冷えを感じてしまいます。

第二段階
当初は手先や足先を中心としていた冷えが、腹部や腰、骨盤周辺に冷えを感じる段階。
腹部や腰部までが冷えだすと、胃腸の働きが落ちたり、婦人科の不調を感じたり、便秘や排尿にかかわる不調などが症状として現れてきます。
さらに、首痛、肩こり、腰痛や関節痛などがその症状を強めたりもします。

第三段階
身体全体に冷えを感じる段階。
手足のみならず、特に上半身を中心として、全身が冷えて温まらないような感覚が強い状態。
全身症状として、疲労感やめまい、顔や頭部に限定した異常な発汗、自律神経的な症状が現れるといわれます。
また、この段階になると、顔や手足などはむしろ熱い感覚、「のぼせ」の感覚などを訴える方もいます。
カゼをひいた時に感じる悪寒のような冷えの感じ方を訴える方もいらっしゃいます。

こういった冷房による冷えが強くなっている状態の時に、冷たい飲み物やアイス、かき氷、冷やし~/冷製~と呼ばれるような料理を過剰に取りすぎると、体内から身体を冷やしてしまいます。
体表の温度に対し、深部体温は1℃以上高いぐらいが正常な状態ともいわれていますから、中から身体を冷やしてしまう行為は、特別な事情がない限り、あまり好ましいとはいえません。
冷え症を自覚する方にも無類のアイス好き、ビール好きといった方が多いというのもうなずけますね。

夏を気持ちよく過ごしたい、というところから生まれた快適さが、「冷え」という症状を余計に強くしているものです。

冷房による冷えなど、夏の過ごし方から起こる冷え症というのは、快適さ、その場しのぎ的な気持ちよさばかりに、目を奪われてはいけないという警鐘なのかもしれませんね。


健康あれこれ | 18:16:41 | Trackback(0) | Comments(0)
入浴で上手に疲労回復
疲労回復の代表的な習慣といえば、お風呂。

入浴における疲労回復効果については、古くから言われていて、日本人にとって「お風呂に入ってゆっくりする」ということは、幸せを感じる瞬間の代表的なものにもなっているようです。

さて、入浴が私たちの心身にどういったものをもたらすかというと、全身への作用としては、大きくわけて3つ。
「温熱」、「静水圧」、「浮力」です。

それぞれを具体的に見ていきましょう。

○温熱作用
 温熱による刺激は、皮膚を介して自律神経に伝達されます。
自律神経は交感神経と副交感神経とで構成されていますが、42度以上の高温浴であれば、活動的モードの交感神経が優位になり、37度以上39度未満であれば心身をリラックスさせる副交感神経が優位になるといわれています。
入浴中は、その温度によって交感神経と副交感神経の働き方に影響を与えます。
そして、自律神経が支配している内蔵や血管、筋肉などの反応を促すよう作用します。

ちなみに、私達が水温を熱い、もしくはぬるいと感じる境目は42度です。
42度以上だと「熱い」、42度から体温までが「比較的ぬるい」、体温に近ければ近いほど「ぬるい」となります。
これらの水温を入浴温度として厳密に分類すると42度以上が「高温浴」、34度以上42度未満は「温浴」、25度以上34度未満は「低温浴」、24度以下は「冷水浴」と分類することができるそうです。
そこから、さらに細かく分類すると、温浴のうち、37度以上39度未満は「微温浴」、体温に最も近い35.5度以上36度未満は、「不感温度」といって、熱さも冷たさも感じない、代謝にも影響を与えない水温といわれています。


○静水圧作用
 静水圧とは、水に入ることによって身体が受ける水の重さ分の圧迫のことをいいます。
静水圧とは、浴槽の中で身体にかかる水圧のことで、水深が1m増すごとに、水圧は0.1気圧ずつ増し、身体の表面に圧力が加わります。
その結果、肩までお湯につかる全身浴では約540㎏にもなり、身体の表面では、お腹周りで約3~5cm、胸で1~2cmほど縮むといわれています。
半身浴でかかる静水圧は、270㎏とされていますから、身体をお湯に沈めれば沈めるほど水からの圧迫を強く受けることになります。

入浴によって、身体が水圧を受けると、血管、特に皮膚表面の静脈が圧迫されます。
その圧迫は、血管にとどまらず内臓器官にも及び、心臓への血液還流が十分に行われるようになります。
水の圧力でむくんだ足に溜まっていた血液やリンパ液が、心臓のほうに押し戻され、心臓の働きが活発になります。
さらに、お湯から上がると静水圧がなくなりますから、その反動で血管も拡張することで、全身の血行がよくなり、 お湯から出た後にも身体がじわじわ温まっていきます。

また、入浴中は、静水圧によって、肺も圧力を受けます。
すると、呼吸運動の主役である横隔膜が押し上げられます。
横隔膜が押し上げられると、押し上げられた分だけ、肺の容量が少なくなります。
その少なくなった空気の量をカバーするために、呼吸回数が増加します。
このように水圧によって心肺機能が影響を受けますから、心肺機能が弱っていたり、治療を受けている方、それに入浴による血圧変動が大きい高血圧患者の方などは、熱い湯に首までどっぷりつかる全身浴や、いきなりお湯につかることは避けたほうが賢明です。


○浮力
 当たり前のことですが、水中にある私たちの身体には浮力が働きます。(アルキメデスの原理)
この浮力による効果も入浴での利点の1つです。
浮力によって、体重が軽くなると身体を動かしやすくなります。
具体的には、水面から頭だけを出している状態で、身体が空気中にある時と比べ、体重はおよそ9分の1から10分の1も軽くなるといいます。
その軽くなった分だけ、関節への負担なども軽減しますから、普段は動かしにくい身体の部位も、比較的楽に動かすことができるのです。


私達が入浴する目的は、身体の汚れを落とすということは勿論ですが、何といっても、疲労回復をして心身のリフレッシュをはかるということに尽きるかと思います。

これは、身体的には、血行を高めることで、体内の老廃物の回収を促し、発汗や利尿を促進させることに、ほかなりません。

血液が体内を一巡するには約1分かかります。
例えば、身体への負担が少ないとされる半身浴で、ぬるめのお湯(38~40度)に20~30分つかっていれば、温かい血液が20~30回体内を循環する計算になります。
温かい血液が身体中を駆け巡ると臓器が温まるので、各臓器の代謝が高まります。
このように、半身浴によって高まった各臓器の代謝と静水圧による心臓への血液還流増大が、腎臓の血流量を増加させて尿の生成を促し、利尿ホルモンの分泌を高めて利尿現象を強くするのです。
利尿現象がより活発になれば、老廃物などを尿から頻繁に排出することができますので、早期の疲労回復が期待できます。
そして、この作用をさらに促進させるのが、静水圧がかかる状態での軽い手足の運動で、これによって血行促進効果は、一層高まります。


そのほかの、代謝を高めるための入浴法には、反復入浴法と温冷交代浴などがあります。
反復入浴法は、温泉や銭湯、スポーツクラブなど、自由に水温を調節することが難しい場合などに有効な方法で、入浴と休憩を交互に行う入浴方法です。
血行を促進し、体内をあたたかい血液が循環するには、ある程度の時間、お湯につかっている必要があるわけですが、42度以上のお湯に、続けて10分以上つかると、身体に大きな負担をかけてしまいます。
そこで、半身浴で42度以上のお湯に3分つかり、湯船から上がって5分休憩することを1セットとして、それを3セットを目安に行います。小分けに入浴することで、身体への負担を抑えながら、合計時間を10分近く確保することが目的なのです。

高血圧気味の方にはお勧めできませんが、温冷交代浴という方法もあります。
これは、42度以上のお湯につかった後に、足部に水(18~22度)をかける方法です。
半身浴で3分つかった後、足部に10秒水をかけ、これを1セットとして5回ほど行います。
これにより、血管は拡張と収縮を繰り返しますから、血液の循環は飛躍的によくなります。
しかし、この方法は、交感神経の働きが、より活発になってしまいますので、血圧も必要以上に上昇させてしまうことになります。そういう訳で、高血圧の方には、オススメできない方法なのです。

「短い時間でも、お湯につかっているのは、どうも苦手で・・・」と言う方には、部分的にはなりますが、シャワーを使って温冷交代浴を行うことが出来ます。

その時々で、疲労を感じている部位、例えば久々の運動で脚に疲労がたまっているな~と感じた場合には、43度に設定したお湯を脚に2~3分かけたあと、18~22度の冷水を10秒かけることを5回行います。
すると、脚の血管は拡張と収縮とを繰り返しますから、ポンプ作用によって末端の静脈血を素早く心臓に還流し、酸素を含んだ新鮮な動脈血を末端へと運搬されるようになります。
そうすることで、血流がよくなり、疲労物質が体外に排出されるスピードも高まりますから、疲労回復につながるのです。

とはいっても、運動をして脚や腰に疲れを感じたからといって、運動後すぐに入浴することは逆効果です。
運動直後に入浴すると、全身の皮膚血行の増大が、筋肉内の血行の低下現象をもたらして、疲労回復効果が低下してしまうのです。
スポーツクラブなどでは、運動した後すぐに、シャワーや温泉へ駆け込むという方も少なくないようです。
運動後は、呼吸や心臓の動きや収まって、汗もひいてから入浴するようにしましょう。

それと、食後の入浴にも注意したいですね。
入浴によって皮膚の血管が拡張すると、胃腸の血管は収縮して血液が不足します。
すると胃液の分泌が止まり、胃腸そのものの働きも鈍ってきます。
以上の理由から、食後すぐに入浴すると消化不良を起こすことがあります。
そういった理由から、食後1時間以内の入浴は避けるべきでしょうね。
そういえば、夏場に食欲がなくなるのも同様の理由からのようですね。

逆に、腰やお腹を冷やすと下痢になるのは、皮膚の血管が収縮すると胃腸の血管は拡散して胃液の分泌が増え、胃腸の運動が盛んになるからです。
温冷浴などで冷やし過ぎてしまうと、お腹を下してしまう可能性が高いので注意しましょう。


昔ながらの熱~いお湯に、顔を真っ赤にさせて我慢しながら、お湯につかって、結果ぐったり疲れてしまうのではなく、水温、静水圧、浮力の作用を上手に利用しながら、身体に効果的な入浴時間を楽しみましょう。



疲労 | 15:08:10 | Trackback(0) | Comments(0)
筋肉痛
筋肉痛は、誰でも一度は経験したことがあると思います。
慣れない運動をした翌日や翌々日に起こる筋肉の痛みですね。
毎日のように、スポーツなどの運動を行っている人ならいざ知らず、久しぶりに身体を動かしたり、やりなれないスポーツをやったりすると、全身または局所的に痛みが出て、歩いたりしゃがんだり、ひどいときには起き上がることさえままならないという経験をしたことのある人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「スポーツをするのは好きだが、翌日の筋肉痛を思うと、ためらってしまう」という方も、いらっしゃると思います。

そこで今回は筋肉痛について。


筋肉の細胞は、刺激を受けるたびに伸びたり縮んだりすることによって運動ができます。
通常、筋肉痛と呼ばれている現象は、簡単に言うと筋肉疲労によるものです。
筋肉疲労とは、普段使われていない筋肉を過剰に使ったりしたために起こります。
筋肉を過度に使ってしまうと、血液中にヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの発痛物質が発生してしまいますが、それによって筋肉に痛みを感じることになるのです。

筋肉の使い方として、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮させる伸張性収縮(エキセントリック・コントラクション)と呼ばれるものと、筋肉が縮みながら力を発揮させる筋活動を短縮性収縮(コンセントリック・コントラクション)というものがあります。
このとき、筋肉は伸ばされながら力を発揮するときの方が、筋線維の微細損傷などのダメージを受けやすいと言われています。
筋肉痛になりやすいのは、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮させる使い方をした部位であるということも言われています。
しかしながら、筋肉が縮みながら力を発揮させる筋活動でも筋肉痛が起きるという報告もあり、必ずしも伸張性収縮だけが筋肉痛の原因となっているとは言えず、これらのことから、どんな使い方であれ、筋肉の微細な損傷が筋肉痛につながっていると考えられているわけです。


それでは、筋肉痛が、翌日など遅れて感じるのは、何故なのでしょう。
筋肉痛は一般に、その瞬間起きるのではなく、半日から1日遅れで発生します。よく年齢を重ねると、翌々日に筋肉痛が出てきて、「齢だな~」なんていう会話にもなったりもします。
これは、いったいどういうことなのでしょうか。

よく言われるところの、筋肉の微細な損傷が筋肉痛の原因だとすれば、損傷を受けたその瞬間、痛みを伴ってもよいはずですよね。
運動後数時間から数日経過した後生じる筋肉痛は、「遅発性筋肉痛」と呼ばれるものなのです。

少々専門的な話になりますが、筋細胞は筋膜という膜で覆われていて、筋の損傷と同時に筋膜を含めた組織全体の損傷も考えられます。

また、筋が損傷することによって炎症性の化学物質であるブラジニン、ヒスタミン、セロトニンなどが生み出されるわけですが、これに加えて、筋の損傷を修復する過程で、タンパク分解酵素や白血球などによる二次的な損傷が原因となっている可能性が高いとも言われています。
筋細胞の損傷が進むと、損傷された部分を再生にするために、白血球による食作用と呼ばれる筋肉内の掃除を行います。

修復過程中のこの作用が、二次的な損傷と損傷後に起こる広範囲な炎症反応を発生させ、これが遅れてやってくる筋肉痛の主な原因であると考えられています。

これまでは、筋肉痛は、乳酸などの疲労物質の蓄積が原因であるとされてきましたが、実は乳酸は筋肉痛や疲労の原因ではなく、疲労をやわらげてくれる物質という報告もされています。
激しい運動をした時に、乳酸が筋肉に蓄積するのは、エネルギー不足を補うための準備なのだということなんですね。

少し前まで信じられてきたものが、研究が進むと覆されたりもしますから、常にアンテナを張り巡らせておかないといけませんね。


話は変わりますが、ウエイトトレーニングに励んでいる人が、前回のトレーニングの出来具合(効き方?)を評価するときに、この筋肉痛を目安にしているというケースも多いようですね。

例えばスクワットなどで、下肢の筋肉をトレーニングした翌日に脚に心地よい筋肉痛があると、「昨日のトレーニングはいい感じで刺激できたようだ」と満足できたり、一方で、昨日あれほど追い込んでトレーニングしたのに、筋肉痛がなかったりすると「おかしいな。効いてないなー」という感覚になったりするようです。
トレーニング効果=筋肉痛
ではないことは多くの研究でも指摘されているわけですが、スポーツ選手やトレーニングの愛好者でさえも、トレーニングの出来不出来を筋肉痛を通して評価するという方々は、少なくない割合で現実にいらっしゃるわけです。

効果としての筋肉痛を追い求めるあまり、急激な負荷を掛け続けると、そこには、筋肉痛ではなく「故障痛」が待っています。
せっかくのスポーツやトレーニング、これだけは避けたいものですね。



疲労 | 12:35:08 | Trackback(0) | Comments(0)

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