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たんぽぽ隊長による健康探検ブログ

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疲労の裏側
身体が「疲労する」という状態において、その背景には様々な要素が絡み合っています。

まずは、身体運動の源となるエネルギーの枯渇。
つまり、筋グリコーゲンの枯渇による疲労という状態。

身体を運動させる(スポーツに限らず日常での活動も含みます)には、筋肉中のグリコーゲンという物質がエネルギーとなります。
私達が食事から糖質(ごはんやパン、パスタなど)を摂取すると、消化・吸収された後、肝臓に運ばれグリコーゲンとして蓄えられます。
後はここから必要に応じ、血液を通じて、身体各所に運搬されていくわけです。そしてこのグリコーゲンは、肝臓だけではなくて、筋肉にも蓄えられています。

私達が、筋活動を行うと、筋肉の組織のなかに蓄えられているエネルギー源である筋グリコーゲンが使われます。
筋グリコーゲンの量には限界がありますから、短時間に強度の強い運動をすると、早くなくなってしまいます。

筋グリコーゲンがなくなると、車のガソリンがなくなったのと同じですから、それ以上の運動は困難になりますよね。
これが、エネルギーの枯渇による疲労というわけです。

運動を行ったときの運動持続時間と筋グリコーゲンの量との関係を調査した研究などでは、筋グリコーゲンが早く枯渇する運動は、高強度・短時間の運動ということがわかっていますが、筋グリコーゲンの枯渇が、高強度・短時間の運動を制限している(=疲労させている)わけではないようです。つまり、高強度・短時間の運動での疲労は、筋グリコーゲン云々ではなく、他の要素から影響されている割合が高いということになります。
筋グリコーゲンの枯渇が制限する運動は、低強度・長時間運動です。
低強度・長時間の運動を続けると、筋グリコーゲンが徐々に減っていき、その枯渇が疲労こんぱいの要因になります。

そこで、マラソンや持久性のスポーツでは、グリコーゲンローディングという試合数日前に炭水化物の多い食事を取って筋グリコーゲンの量を増やすようにしたり、試合中にエネルギー補給(摂取)して、筋グリコーゲンの減少を遅らせるようにしたりしています。

日常生活における動きのほとんどが、低強度・長時間運動です。
仕事中の身体の動きは、筋肉を総動員して全力で、ガァーッと身体を使うというよりは、同じような動きの反復(低負荷)が多くありませんか。

全力で、ガァーッと動くと、その動きが直接、疲労へつながるというように結びつけて考えてしまいますが、エネルギーを枯渇させて、身体の疲労こんぱい状態へと追い込んでいくのは、実は、日常ありふれた、一見あまり疲れなさそうな、反復された動きなのです。



エネルギーの枯渇のほか、神経伝達物質の枯渇も、疲労に大きな関係を持ちます。
これは、一般的にいわれる「神経の疲労」とは異なるもので、部活や様々なスポーツのゲームやトレーニングなどで、かなり高強度な運動を実施した際に、この状態に陥るといわれています。

筋肉は、アクチンとミオシンという、2つのタンパク質が引き寄せあうことで収縮します。
この収縮は神経から指令を受けて行われており、そのきっかけを作っているのが、神経伝達物質です。
神経の伝達を受けると、筋肉の筋小胞体という袋から、神経伝達物質が放出されます。
筋線維がそれを受け取ると、ミオシンがもつATP分解酵素の活性が高まり、ATPが分解されてエネルギーが放出され、そのエネルギーによってアクチンがミオシンに引き込まれて筋が収縮します。
しかし、神経から大量に指令が送り続けられると、神経伝達物質が放出され続け、最終的には、一時的に枯渇してしまいます。
枯渇すると、いくら神経から指令が送られても、その指令は筋線維には届きません。
したがって、筋は収縮しなくなるのです。
つまり、身体運動は起こらなくなるというわけです。


さらに、体水分が減少しても、疲労に影響します。
様々な研究で、体内の水分が減ってくると、疲労してくることがわかっています。

私たちが、日常生活において、身体を動かすと、汗をかきますよね。
汗は水と電解質から出来ており、たくさん汗をかくと体内から水や電解質がたくさん失われます。 

例えば、筋肉が活動すると熱を生み体温が上昇しますが、その上昇を抑えているのが「汗をかくこと」、つまり発汗です。

発汗しても水分を補いながら身体活動を続ければ、体温の上昇はある程度抑えられますが、補うことなく運動を続けていると、体内から水分が失われます。
すると、体温が著しく上昇してしまい、作業能力は低下してしまいます。スポーツの場合には、競技パフォーマンスが低下してしまうということになるわけですね。

また、体温の上昇以外に、水分量の低下は、血中の血漿量を減少させ、1回拍出量や心拍出量といった心臓から送り出される血液量を低下させ、心拍数の増加を起こします。
これは、心臓や血管の負担を増すということにもなり、身体的に負担ばかり高めてしまう一方で作業能力は低下し、疲労を呼び込むという最悪のパターンへと陥ります。

このような脱水による身体活動への影響は、高温環境であればあるほど、影響が強くなり、体温の上昇も著しいので、特に夏場の水分補給は、熱中症対策としてだけではなく、とても重要なポイントとなります。


疲労の裏側をのぞいてみると、当たり前に私たちが知っている、食事や水分補給といったことの重要性を、再認識させられてしまいます。

疲労回復には、アミノ酸がいいとか、クエン酸がいいとか、いいものはたくさんありますが、疲労回復の前に、糖質や水分、ミネラルなどを適切に摂取して、疲労しづらいカラダをつくっていきたいものです。




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疲労 | 00:07:25 | Trackback(1) | Comments(0)
入浴で上手に疲労回復
疲労回復の代表的な習慣といえば、お風呂。

入浴における疲労回復効果については、古くから言われていて、日本人にとって「お風呂に入ってゆっくりする」ということは、幸せを感じる瞬間の代表的なものにもなっているようです。

さて、入浴が私たちの心身にどういったものをもたらすかというと、全身への作用としては、大きくわけて3つ。
「温熱」、「静水圧」、「浮力」です。

それぞれを具体的に見ていきましょう。

○温熱作用
 温熱による刺激は、皮膚を介して自律神経に伝達されます。
自律神経は交感神経と副交感神経とで構成されていますが、42度以上の高温浴であれば、活動的モードの交感神経が優位になり、37度以上39度未満であれば心身をリラックスさせる副交感神経が優位になるといわれています。
入浴中は、その温度によって交感神経と副交感神経の働き方に影響を与えます。
そして、自律神経が支配している内蔵や血管、筋肉などの反応を促すよう作用します。

ちなみに、私達が水温を熱い、もしくはぬるいと感じる境目は42度です。
42度以上だと「熱い」、42度から体温までが「比較的ぬるい」、体温に近ければ近いほど「ぬるい」となります。
これらの水温を入浴温度として厳密に分類すると42度以上が「高温浴」、34度以上42度未満は「温浴」、25度以上34度未満は「低温浴」、24度以下は「冷水浴」と分類することができるそうです。
そこから、さらに細かく分類すると、温浴のうち、37度以上39度未満は「微温浴」、体温に最も近い35.5度以上36度未満は、「不感温度」といって、熱さも冷たさも感じない、代謝にも影響を与えない水温といわれています。


○静水圧作用
 静水圧とは、水に入ることによって身体が受ける水の重さ分の圧迫のことをいいます。
静水圧とは、浴槽の中で身体にかかる水圧のことで、水深が1m増すごとに、水圧は0.1気圧ずつ増し、身体の表面に圧力が加わります。
その結果、肩までお湯につかる全身浴では約540㎏にもなり、身体の表面では、お腹周りで約3~5cm、胸で1~2cmほど縮むといわれています。
半身浴でかかる静水圧は、270㎏とされていますから、身体をお湯に沈めれば沈めるほど水からの圧迫を強く受けることになります。

入浴によって、身体が水圧を受けると、血管、特に皮膚表面の静脈が圧迫されます。
その圧迫は、血管にとどまらず内臓器官にも及び、心臓への血液還流が十分に行われるようになります。
水の圧力でむくんだ足に溜まっていた血液やリンパ液が、心臓のほうに押し戻され、心臓の働きが活発になります。
さらに、お湯から上がると静水圧がなくなりますから、その反動で血管も拡張することで、全身の血行がよくなり、 お湯から出た後にも身体がじわじわ温まっていきます。

また、入浴中は、静水圧によって、肺も圧力を受けます。
すると、呼吸運動の主役である横隔膜が押し上げられます。
横隔膜が押し上げられると、押し上げられた分だけ、肺の容量が少なくなります。
その少なくなった空気の量をカバーするために、呼吸回数が増加します。
このように水圧によって心肺機能が影響を受けますから、心肺機能が弱っていたり、治療を受けている方、それに入浴による血圧変動が大きい高血圧患者の方などは、熱い湯に首までどっぷりつかる全身浴や、いきなりお湯につかることは避けたほうが賢明です。


○浮力
 当たり前のことですが、水中にある私たちの身体には浮力が働きます。(アルキメデスの原理)
この浮力による効果も入浴での利点の1つです。
浮力によって、体重が軽くなると身体を動かしやすくなります。
具体的には、水面から頭だけを出している状態で、身体が空気中にある時と比べ、体重はおよそ9分の1から10分の1も軽くなるといいます。
その軽くなった分だけ、関節への負担なども軽減しますから、普段は動かしにくい身体の部位も、比較的楽に動かすことができるのです。


私達が入浴する目的は、身体の汚れを落とすということは勿論ですが、何といっても、疲労回復をして心身のリフレッシュをはかるということに尽きるかと思います。

これは、身体的には、血行を高めることで、体内の老廃物の回収を促し、発汗や利尿を促進させることに、ほかなりません。

血液が体内を一巡するには約1分かかります。
例えば、身体への負担が少ないとされる半身浴で、ぬるめのお湯(38~40度)に20~30分つかっていれば、温かい血液が20~30回体内を循環する計算になります。
温かい血液が身体中を駆け巡ると臓器が温まるので、各臓器の代謝が高まります。
このように、半身浴によって高まった各臓器の代謝と静水圧による心臓への血液還流増大が、腎臓の血流量を増加させて尿の生成を促し、利尿ホルモンの分泌を高めて利尿現象を強くするのです。
利尿現象がより活発になれば、老廃物などを尿から頻繁に排出することができますので、早期の疲労回復が期待できます。
そして、この作用をさらに促進させるのが、静水圧がかかる状態での軽い手足の運動で、これによって血行促進効果は、一層高まります。


そのほかの、代謝を高めるための入浴法には、反復入浴法と温冷交代浴などがあります。
反復入浴法は、温泉や銭湯、スポーツクラブなど、自由に水温を調節することが難しい場合などに有効な方法で、入浴と休憩を交互に行う入浴方法です。
血行を促進し、体内をあたたかい血液が循環するには、ある程度の時間、お湯につかっている必要があるわけですが、42度以上のお湯に、続けて10分以上つかると、身体に大きな負担をかけてしまいます。
そこで、半身浴で42度以上のお湯に3分つかり、湯船から上がって5分休憩することを1セットとして、それを3セットを目安に行います。小分けに入浴することで、身体への負担を抑えながら、合計時間を10分近く確保することが目的なのです。

高血圧気味の方にはお勧めできませんが、温冷交代浴という方法もあります。
これは、42度以上のお湯につかった後に、足部に水(18~22度)をかける方法です。
半身浴で3分つかった後、足部に10秒水をかけ、これを1セットとして5回ほど行います。
これにより、血管は拡張と収縮を繰り返しますから、血液の循環は飛躍的によくなります。
しかし、この方法は、交感神経の働きが、より活発になってしまいますので、血圧も必要以上に上昇させてしまうことになります。そういう訳で、高血圧の方には、オススメできない方法なのです。

「短い時間でも、お湯につかっているのは、どうも苦手で・・・」と言う方には、部分的にはなりますが、シャワーを使って温冷交代浴を行うことが出来ます。

その時々で、疲労を感じている部位、例えば久々の運動で脚に疲労がたまっているな~と感じた場合には、43度に設定したお湯を脚に2~3分かけたあと、18~22度の冷水を10秒かけることを5回行います。
すると、脚の血管は拡張と収縮とを繰り返しますから、ポンプ作用によって末端の静脈血を素早く心臓に還流し、酸素を含んだ新鮮な動脈血を末端へと運搬されるようになります。
そうすることで、血流がよくなり、疲労物質が体外に排出されるスピードも高まりますから、疲労回復につながるのです。

とはいっても、運動をして脚や腰に疲れを感じたからといって、運動後すぐに入浴することは逆効果です。
運動直後に入浴すると、全身の皮膚血行の増大が、筋肉内の血行の低下現象をもたらして、疲労回復効果が低下してしまうのです。
スポーツクラブなどでは、運動した後すぐに、シャワーや温泉へ駆け込むという方も少なくないようです。
運動後は、呼吸や心臓の動きや収まって、汗もひいてから入浴するようにしましょう。

それと、食後の入浴にも注意したいですね。
入浴によって皮膚の血管が拡張すると、胃腸の血管は収縮して血液が不足します。
すると胃液の分泌が止まり、胃腸そのものの働きも鈍ってきます。
以上の理由から、食後すぐに入浴すると消化不良を起こすことがあります。
そういった理由から、食後1時間以内の入浴は避けるべきでしょうね。
そういえば、夏場に食欲がなくなるのも同様の理由からのようですね。

逆に、腰やお腹を冷やすと下痢になるのは、皮膚の血管が収縮すると胃腸の血管は拡散して胃液の分泌が増え、胃腸の運動が盛んになるからです。
温冷浴などで冷やし過ぎてしまうと、お腹を下してしまう可能性が高いので注意しましょう。


昔ながらの熱~いお湯に、顔を真っ赤にさせて我慢しながら、お湯につかって、結果ぐったり疲れてしまうのではなく、水温、静水圧、浮力の作用を上手に利用しながら、身体に効果的な入浴時間を楽しみましょう。



疲労 | 15:08:10 | Trackback(0) | Comments(0)
筋肉痛
筋肉痛は、誰でも一度は経験したことがあると思います。
慣れない運動をした翌日や翌々日に起こる筋肉の痛みですね。
毎日のように、スポーツなどの運動を行っている人ならいざ知らず、久しぶりに身体を動かしたり、やりなれないスポーツをやったりすると、全身または局所的に痛みが出て、歩いたりしゃがんだり、ひどいときには起き上がることさえままならないという経験をしたことのある人も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「スポーツをするのは好きだが、翌日の筋肉痛を思うと、ためらってしまう」という方も、いらっしゃると思います。

そこで今回は筋肉痛について。


筋肉の細胞は、刺激を受けるたびに伸びたり縮んだりすることによって運動ができます。
通常、筋肉痛と呼ばれている現象は、簡単に言うと筋肉疲労によるものです。
筋肉疲労とは、普段使われていない筋肉を過剰に使ったりしたために起こります。
筋肉を過度に使ってしまうと、血液中にヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの発痛物質が発生してしまいますが、それによって筋肉に痛みを感じることになるのです。

筋肉の使い方として、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮させる伸張性収縮(エキセントリック・コントラクション)と呼ばれるものと、筋肉が縮みながら力を発揮させる筋活動を短縮性収縮(コンセントリック・コントラクション)というものがあります。
このとき、筋肉は伸ばされながら力を発揮するときの方が、筋線維の微細損傷などのダメージを受けやすいと言われています。
筋肉痛になりやすいのは、筋肉が引き伸ばされながら力を発揮させる使い方をした部位であるということも言われています。
しかしながら、筋肉が縮みながら力を発揮させる筋活動でも筋肉痛が起きるという報告もあり、必ずしも伸張性収縮だけが筋肉痛の原因となっているとは言えず、これらのことから、どんな使い方であれ、筋肉の微細な損傷が筋肉痛につながっていると考えられているわけです。


それでは、筋肉痛が、翌日など遅れて感じるのは、何故なのでしょう。
筋肉痛は一般に、その瞬間起きるのではなく、半日から1日遅れで発生します。よく年齢を重ねると、翌々日に筋肉痛が出てきて、「齢だな~」なんていう会話にもなったりもします。
これは、いったいどういうことなのでしょうか。

よく言われるところの、筋肉の微細な損傷が筋肉痛の原因だとすれば、損傷を受けたその瞬間、痛みを伴ってもよいはずですよね。
運動後数時間から数日経過した後生じる筋肉痛は、「遅発性筋肉痛」と呼ばれるものなのです。

少々専門的な話になりますが、筋細胞は筋膜という膜で覆われていて、筋の損傷と同時に筋膜を含めた組織全体の損傷も考えられます。

また、筋が損傷することによって炎症性の化学物質であるブラジニン、ヒスタミン、セロトニンなどが生み出されるわけですが、これに加えて、筋の損傷を修復する過程で、タンパク分解酵素や白血球などによる二次的な損傷が原因となっている可能性が高いとも言われています。
筋細胞の損傷が進むと、損傷された部分を再生にするために、白血球による食作用と呼ばれる筋肉内の掃除を行います。

修復過程中のこの作用が、二次的な損傷と損傷後に起こる広範囲な炎症反応を発生させ、これが遅れてやってくる筋肉痛の主な原因であると考えられています。

これまでは、筋肉痛は、乳酸などの疲労物質の蓄積が原因であるとされてきましたが、実は乳酸は筋肉痛や疲労の原因ではなく、疲労をやわらげてくれる物質という報告もされています。
激しい運動をした時に、乳酸が筋肉に蓄積するのは、エネルギー不足を補うための準備なのだということなんですね。

少し前まで信じられてきたものが、研究が進むと覆されたりもしますから、常にアンテナを張り巡らせておかないといけませんね。


話は変わりますが、ウエイトトレーニングに励んでいる人が、前回のトレーニングの出来具合(効き方?)を評価するときに、この筋肉痛を目安にしているというケースも多いようですね。

例えばスクワットなどで、下肢の筋肉をトレーニングした翌日に脚に心地よい筋肉痛があると、「昨日のトレーニングはいい感じで刺激できたようだ」と満足できたり、一方で、昨日あれほど追い込んでトレーニングしたのに、筋肉痛がなかったりすると「おかしいな。効いてないなー」という感覚になったりするようです。
トレーニング効果=筋肉痛
ではないことは多くの研究でも指摘されているわけですが、スポーツ選手やトレーニングの愛好者でさえも、トレーニングの出来不出来を筋肉痛を通して評価するという方々は、少なくない割合で現実にいらっしゃるわけです。

効果としての筋肉痛を追い求めるあまり、急激な負荷を掛け続けると、そこには、筋肉痛ではなく「故障痛」が待っています。
せっかくのスポーツやトレーニング、これだけは避けたいものですね。



疲労 | 12:35:08 | Trackback(0) | Comments(0)
疲労考
少し古いデータになりますが、1998年の厚生労働省の疫学調査によると、疲労感を自覚している人の割合は、約60% でした。(愛知県豊川保健所管轄内の2市4町、15才~65才の男女4000人への疲労調査研究班調べ)
その、疲労を感じている約60%の人のうち、37%もの人が6ヶ月以上も疲れを感じたままの慢性疲労を感じていることが明らかになりました。
また、以前に比べ、疲れのため、作業能力が低下しているように感じるとの回答をしている事が明らかになりました。

この調査報告から約10年。
私達と疲労との付き合い方は、決して上手くなっているとはいえず、むしろ、慢性的な疲労を感じている人の割合は高くなっているのではないでしょうか。

さて、疲労について医学辞典をめくってみると、「仕事の結果として生じ、休養を要し、その人の機能的な能力の低下した状態」と記されています。
つまり疲労した状態とは、「疲労感を伴った作業量の低下」ということになりますね。
これがスポーツ選手になると「疲労感を伴った競技パフォーマンスの低下」ということになるわけです。

ちなみに、日本疲労学会では、「疲労」を「痛み」や「発熱」と同じように考えて、3つの生体アラームという説明をしています。
疲れとは、つまり身体の異常を教えてくれて、何かの対策をしなさいと考えさせてくれる、大切な警報装置なのだという見解ですね。

「疲労」と「身体的あるいは精神的負荷を連続して与えられたときにみられる一時的な身体的および精神的作業能力の質的あるいは量的な低下現象」といえるわけで、身体的なものであれ、精神的なものであれ、活動すれば、「疲労」は、必ず生まれるものなのです。

つまり、「疲れ」というものは、それまでの働きすぎや睡眠不足、ストレスなどが私たちの身体・心にかかってきた負担の結果で、本来のパフォーマンスの低下を招いてしまうものなのです。


しかし、同じような行動(行為?)をしても、「疲労」を感じない場合と、強く感じる場合とがあります。
活動すれば、必ず「疲労」は生まれるわけですから、この現象が何なのかというとこれは、それは「疲労感」と表現されるものなのです。


疲労と疲労感???


一般に「疲労」と「疲労感」とは、ほぼ同じような意味で使われています。
しかし、実は「疲労」と「疲労感」とはまったく異なるものなのです。
「疲労」は、上述の通りなのですが、一方「疲労感」は、脳で感じる神経的なメカニズムといえます。


たとえば、上司から命令された、つまらない単純作業は、すぐに疲れを感じてしまいますが、自分が立てた企画のプレゼンの資料作りなど、やりがいや達成感を感じたりすることの出来る仕事など、それが長時間に及んだとしても、総じて疲労感が少ないものですよね。

また、パチンコや麻雀などで長時間座りっぱなしの場合、同じ労力を使うわけですから、生じる「疲労」は同じはずなのに、勝ったときには「疲労感」は少なくて、負けたときにはどっと疲れを感じるということもあるわけです。

このように「疲労感」は、実際の「疲労」の状態とイコールのものではなく、「意欲」や「達成感」といったメンタルな要素に大きく影響されるものなのです。

活動によって生じた「疲労」の状態と、脳で感覚する要素とのギャップが、「疲労」という警告信号を適切に処理する機会を失わせ、慢性的なものへと発展させてしまうことにもつながるのです。
そういった意味で、「疲労感なき疲労」あるいは「疲労なき疲労感」といった現象にも充分に注意していく必要があるわけです。

「疲労感」を感じていないから大丈夫、ということではありません。

いいタイミングで、うまく疲労を回復させて、仕事であれ、スポーツであれ、できるだけいいパフォーマンスが発揮できる状態を保ちたいものですね。



疲労 | 17:04:45 | Trackback(0) | Comments(0)
運動の後で
さぁー これから運動を始めましょう!
というとき、大抵の方は準備運動をしますよね。
丁寧にしっかりやるとかやらないとかは抜きにして、少しカラダをあたためて、カラダを伸ばして・・・と考えるかと思います・・・

が・・・

運動を終えて、クールダウンをしっかりとされる方って意外と少ないのでは?

多くの場合、
クールダウン=筋肉のストレッチ
と理解されていると思います。

なまった身体を運動させたあとに襲ってくる「筋肉痛」のイメージもあってか、運動後にケアすべきは「筋肉」というのが、一般的な認識ですよね。
実際、トレーナー向けの文献などにも「クールダウンでは筋肉をストレッチするなどして・・・・」などと記載されています。

ウォーミングアップの段階では、運動のための準備として、筋肉をあたためるということは大切で、そのために「筋肉」を意識する必要はあるわけです。
筋肉が車でいうところのエンジンに相当しますからね。
車同様初めにエンジンをあたためるということは理にかなっているわけです。(今の車ではすぐに発車できますけど)


一方、クールダウンにおいては、筋肉をリラックスさせることも勿論大切ですが、「関節」のケアもそれ以上に重要なのです。

運動を行っている時、関節には、常にストレスがかかっているのは誰もが理解できるものと思います。
人間の骨格には重力がかかっていますから、その重力による抗力がまた地面より関節へと圧力を常にかけ続けているわけです。
運動をするということは、それぞれの動きに対してそれらを表現する筋肉を繰り返し使うだけではなく、この関節にもストレスをかけ続けているということになるのです。

行うスポーツや動きには大なり小なり決まったパターンの繰り返しという側面があります。
さらに、その運動を行う方、それぞれにも身体のクセというものが存在しています。
一人一人の動きのクセによって、反復される身体の動きの中で、関節の可動を特定の範囲で限定して使ってしまい、関節構造にある特定の方向からのストレスの頻度を高くさせるという結果となります。

関節に(もちろん筋肉にも)、常に様々な方向から、均等にストレスがかかっているのであればまだ良いのですが、このある特定のクセによる偏ったストレスのかかり方は、関節の動きそのものの機能を低下させ、構造的にも影響を与えてしまいます。


特定のくせを持った動きによって常にストレスにさらされる関節は、その働きを低下させ、いわゆる「ゆがみ」の状態へと発展し、さらにその機能を制限していきます。
こうして起こった関節の可動制限は、関節の緊張とともに関連する筋肉の緊張、硬縮へとつながっていきます。

余談にになりますが、筋肉が硬く緊張し、柔軟性を欠いた身体というのは単純に筋肉が硬い、緊張しているというだけではなく、こうした関節へのストレスによる関節の緊張からひきおこされている場合が多いのです。

そういう部分において、クールダウンでは「筋肉をリラックスさせる」ことは大切なのですが、筋肉のみをストレッチすることがクールダウンの本来の姿ではないのです。
運動後の筋肉の張りやこわばりは、使った筋肉の疲労によるものばかりではなく、関節ストレスの代償として起こっているという要素もあるのです。

使った関節をケアする

これが大切なポイントなのです。

ストレッチで筋肉を伸ばすことは、関節を動かすことです。
関節が動くということは、筋肉を縮める・伸ばすことでもあります。

運動後、使った筋肉をストレッチして、筋肉が伸びた実感のみで、クールダウンを終えるのではなく、使った関節の滑らかな可動が回復するところまで、意識をもって取り組むことが大切なのです。

運動後、疲れきった状況の中で、しっかりとクールダウンを実施することは難しいものです。
そこで、チームメイトや仲間とパートナーとなって、お互いにケアをするという方法はいかがでしょうか。

第三者の視点も借りつつ、自分のカラダを把握し、そして整えるというのもいいものですよ。




疲労 | 13:34:15 | Trackback(0) | Comments(0)

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